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第2話
きゃあっと大きな声が聞こえ、僕は目を向けると、同じ高校の制服を着た女子が尻もちをついている。
女子は不思議そうに首を曲げているが、僕には見えている。
そう、この町では見えるものには見える妖たちがいる。
だが、
僕は見て見ぬ振りをして横を通り過ぎていく。
なぜなら
面倒ごとには関わりたくないからである。
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