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第23話

高校に進学せずに働くという事も考えなくはなかったが、男に飼われている俺には意見など無いのと同じなので、結局は男の母親が指定した高校へ進学することになった。 どうしても男の世話があるため勉強は遅れ気味ではあったが、なんとか言いつけ通り指定の学校へ合格することができた。 「己咲合格おめでとう」 「んぁっ!」 合格発表の貼り出しを男と確認しに行った帰り道、人気の少ない道に車を停めたかと思うと案の定車の中で男に組敷かれた。 歳を重ねても、男の多淫は成りを潜める事はなくやはり何処でも自分が催せば俺を呼びつけては俺の身体で性欲を発散する生活が続いている。 「合格のお祝いに己咲に何かプレゼントしなきゃね?」 「んっ、んごっ」 男は自分が着ているジャージをずりさげて、俺にぺニスを舐める様に指示をしたので、俺は男の股間に顔を埋めて舌を這わせる。 口に含んだところで頭を押さえ付けられてイラマさせられた。 口からぐっぽぐっぽと容赦なく音がしている。 喉の奥に男のペニスが当たり、反射のせいで嘔吐感が込み上げてきて肩が跳ねたが俺の事など当然お構い無しだ。 そんな俺に容赦なく男は腰を押し付けてくるので、頑張って息をするために鼻で空気を取り込む。 「ぶぇっ。げほっ…」 「ほら。まだおじさんイってないんだよ?」 最近、男の体臭が甘い香りになってきて嬉しさと共に着実に計画が進行している事に嬉しくなってきた。 しかし、その事に気を取られたせいか不意に喉の奥を突かれた苦しさでついむせてぺニスから口を離してしまった。 男はニヤニヤと笑うと、俺の唾液と先走りの汁で濡れたぺニスを頬にぺちぺちと当ててくる。 もう一度ぺニスを口に含んで舌を絡ませると、何を思ったのか頭を男とは反対側へぐいっと押され引き剥がされた。 「そうだ!己咲、おじさんいいことを思い付いたよ!」 男が嬉しそうに声をあげて服を整えはじめる。 どうせ自分にとっては良いことではないので、俺は無言のまま口許を拭ってシートに座りなおす。 男は運転席に移動すると、エンジンをかけて車を発信させる。 このまま家に帰るのだろうと思っていたが、とある書店の前で車が停まった。 「おじさん車で待ってるから油性ペン買ってきて?」 「はい」 車を駐車場に停めた男は俺に千円札を渡して来たので、俺は素直にそれを受け取って書店の中に入る。 言われた通り、油性ペンを買うために文具コーナーへやってきた。 適当に油性のマジックを手に取るとレジへ向かう。 レジ前には受験シーズンだからか、赤い表紙の厚みがそれぞれ違う本の特設コーナーができていた。 それを見て、自分の将来について一瞬不安になったが俺は少しの間俯いてからその考えを振り払っう。 まだ俺は、世間的にも保護者が居ないと何も決められないのだ。 その保護者があの男なのだから、今の俺がどんなに足掻いても何も変わらない。 レジを済ませ、お釣りを受けとってそのまま車へ引き返す。 男は歩くのが面倒なので俺へ色々と買い物に行かせたりしているが、俺的にはもっと動かない様な生活をして欲しいと思っているので好都合だった。 「戻りました」 「じゃあ、今から楽しいところに行こうね!」 車に戻ると、男は携帯を弄りながら待っていた。 俺は先程と同じように後部座席に座ると男は上機嫌のままでまたエンジンを起動させて車が走り出す。 車の窓ガラスがどんどん男の熱気とヒーターのお陰で結露してきて外の景色が見えなくなってくる。 俺は男に気付かれない様に小さな溜め息をつく。 男は上機嫌にカーステレオから流れる曲に合わせて鼻歌を歌っていて、俺の溜め息には気が付きそうにもなかった。 「さぁ。着いたよ」 「ここって…」 結露している窓からでも分かるくらい特徴的な建物の前まで来ると、男はハンドルを切って建物郡の中へ入ってく。 暖簾の様なものが垂れ下がっているゲートをくぐり、中へ進むと屋根のついた駐車場が等間隔で並んでいるのが車のフロントガラスから見えた。 「どの部屋にしようかなぁ」 男は相変わらず上機嫌で車を徐行させながら進んでいく。 既に駐車場には何台か車が停まっている建物があり、男は左右をキョロキョロと見回していた。 今日もどうせ寝かせて貰えないんだろうなと思いつつ、俺は自分の制服の膝を見ていた。 クラスメイトの制服は所々破れたりと使用感があったが、俺の制服は新品とまではいかないがクラスメイトのものから比べると3年間着た割には随分綺麗だった。 着ている時間が短いのもその要因だろう。 友達を作ろうにも男にいつ呼び出されるか分からず、何か道具を挿入したまま学校に行かさせられることも度々あったのでどうしても周りとは必要以上に仲良くすることはどうしてもできなかった。 男に引き取られてすぐの事を思い出すと、中々自ら動こうという気持ちにもなれなかった。 卒業式が終わればもうこの制服を着ることもないので、男に何かされるだろうと言うことは目に見えている。 男にいくら逆らわないと決めても、心ではどうしても拒否しているのか未だに無性に泣きたくなってくる。 俺は、いつこの生活から抜け出せるのだろうか。 「はーい。ついたよ」 俺が物思いにふけって居たことで、停車した事に気が付かなかった。 男はさっさと車から降りていくので俺もゆっくりではあるが車から降りると、駐車場の奥に茶色っぽい扉があるのが見えた。 男は勝手にその扉を開けると、中に入っていってしまう。 俺も急いでその後を追った。 扉を開けてすぐ小さな段差があり、そこに男の靴が脱ぎ捨てられている。 自分の靴を脱いで部屋にあがると、男の靴と自分の靴を整えた。 部屋の中を観察しながら奥に進むと大きなベットが置いてあるのが見える。 ベッドの足元から少し離れたところにソファーがあって、対角線上の壁に大きなテレビが掛かっていた。 そのソファーに男はどっかりと座って何やら手にはペットボトルを持っている。 「己咲はまだ“持ち運べる”時に1回連れてきてあげただけだったな。ここはガレージタイプのラブホだよ。前はフロントタイプだったから、鞄の中でとっても気持ち良くなってる間にお部屋に入っちゃったもんね」 男は手に持っていたペットボトルのキャップを開けてその液体を飲む。 俺は男のその行動に笑みが溢れそうになるのを必死に我慢した。 男は以前の事を思い出しているのか、俺の方を見ながらニヤニヤと笑っている。 男の言葉にそんな事もあった様な気がするが、毎日毎日俺が気絶するまで身体を弄ばれればいつの記憶なのかさえ曖昧になっていた。 酷いときには本当に1日中身体を弄ばれ、乳首にもぺニスにも孔にも何かしら器具が貼り付いていたり淫具が挿入されていたりしている。 そんな仕打ちを受けながら、水分補給という名目で男の汚水を飲まさせられ食事も男の咀嚼したゴミみたいな液体を口に流し込まれるような生活をしている俺にとっては正気をなんとか保ちつつ今を過ごすことが精一杯だ。 だから、男の記憶がいつの事を言っているのか俺にはピンとこない。 「いつまで服を着てて良いと思ってるの?」 「ごめんなさい」 俺は男の言葉に身体を震わせると、すぐに制服の上着に手をかけた。 ボタンをはずして上着を脱ぐと、その場にそのまま落とす。 Yシャツも脱いで、今度はスラックスに手をかける。 スラックスのフロントホックを外して、ファスナーをおろすとストンとスラックスが床に向かって落ちた。 足首あたりでとぐろを巻いているスラックスから足を引き抜くと俺は全裸の状態で男が座っているソファーに近づく。 「さっき買った油性ペン持って、おじさんの前に座って乳首広げピースしろ」 「はい」 俺は制服の上着のポケットから、さっき書店で買った油性ペンを取り出して男の座っているソファーの下に座る。 油性ペンを男の前にあるローテーブルの上に置いてから上半身を少し反らして両手でピースを作った。 それを胸まで持ってくると指先を乳輪に引っ掻けてぐっと指を広げると、ピンっとたちあがった乳首が強調されるような格好になる。 「己咲の乳首は本当に握りやすくなったな」 「いっ!」 男の手がのびてきて、右側の乳首をぎゅっと摘ままれ押し潰された。 前触れもなく突然の事と、容赦なく押し潰された痛みで声が漏れる。 男はグリグリと、乳首の根本から捻るように指を擦り合わせるのでその動きに合わせて痛みが走った。 俺が痛みに耐えている間に、男はローテーブルの上にある油性ペンを取り上げキャップの部分を咬んで蓋を開ける。 「せっかくだから、お互いが楽しくなる様にデコレーションよう」 男は俺の乳首をつねりながら左胸の肌に油性ペンで大きく“ドスケベ ぼっき乳首”と書いた。 ペン先が肌の上を滑っていくのがこそがしいが、それより痛みが後から追ってくる。 男はお互いに楽しくと言うが、俺は全く楽しくはない。 男が乳首から手を離したのでほっとしていると、腕を掴まれ立ち上がらさせられた。 そのまま数歩先のベッドに押し倒される。 ベッドのスプリングがギシリと鳴って、俺は少しスプリングの影響で身体が浮いた。 男はペンを持ったまま俺に股がると、ペンを身体の至るところに滑らせていく。 「ぷっくりのたて割れあにゃる、今日は何も入れてきてないから淋しそうに震えてるよ?」 「ひぅ!」 仰向けの状態で大きく足を開かさせられ、孔を男の太い指で撫でる。 執拗に刺激され、孔がひくひくと男を求めて反応をはじめて腹の奥がじくじくと男を受け入れる準備をはじめてしまっていた。

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