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第22話
俺は男の実家に行ってから男が驚くほどに変わった。
男に求められれば何処でもぺニスを舐めしゃぶり、股を開く。
男は最初の頃は驚いていたが、すぐに喜んで本当に何処でも身体を求めてきた。
「ふぅ。気持ちよかったぁ」
「あ゛…あぅぅ」
「己咲はすっかりお外でエッチするの大好きな悪い子になっちゃったね」
学校に通える様になると、学校の前で男が待っていてすぐに家の近くの公衆トイレに連れ込まれた。
ぐったりと便器に身体を預け、荒い息を吐いていると便器の中へ男が俺に出したものが落ちていく。
片足に制服のスラックスが辛うじて引っ掛かっている状態だ。
「や、触ったら…ひぅ!やめっ」
「おちんちんをしこしこされながら、お尻イジイジされるの本当に好きだね」
「んっ、んんっ」
「ふふふ。おじさんの指おいしい?」
ぺニスをしごかれながら、男の太い指が孔に挿入される。
完全に男によって躾られた身体は、指をきゅうきゅうと切なげに締め付けてしまう。
男が楽しく問いかけてくるのに対して、俺は口に手をあてながら大きく頷いた。
俺が頷いたのを男はニヤニヤしながら観察してくる。
「ほら…己咲?あーんだろ?」
男の言葉に、俺が口を押さえていた手を外して舌を出す。
男の顔が近づいてきて、生臭い息がかかる。
そのままキスをされながら男に抱き込まれたが、俺は男のぺニスを掴んで擦ってやった。
「己咲の大好きなごっくんだよ」
男が俺の顔の前でゴシゴシとぺニスを擦るのを、俺は口を開けて待つ。
俺は指示もされていないが、孔を自ら弄りながら男の射精を待った。
口で大量に出された精液を受け止め、飲み込む。
精液の味が少し甘く感じて俺はにこりと微笑んだ。
男の股間に顔を近付けてぺニスを口に含む。
ぺニス全体を綺麗に舐めて先端に吸い付く。
尿道に残った精液の残滓を吸い出す。
「己咲がおじさんの言うことを何でも聞いてくれるエッチで悪い子になってくれて、おじさんとっても嬉しいな」
「んっ…」
「お外でエッチが大好きな悪い子にはご褒美にメスイキさせてあげるね?」
男がスラックスを整えると、再び指を孔に挿入された。
ぐちゅぐちゅという音を立てながら指を激しく動かされ、弱い部分を重点的に刺激される。
口を押さえられない様に手を頭上で一纏めにされるが、俺は抵抗する気もなく男が喜ぶ様に声を出す。
男は俺の喘ぎ声を聞いて満足そうに、俺の弱い場所を攻めてくる。
「あっ!イクッ…イクッ!!」
「うんうん。乳首もピンッてしちゃってるし、気持ちいいよね」
「アクメッしちゃ!!!」
男がぐっと指を曲げると、俺の目の前にチカチカといつもの火花が散った。
背中にぞくぞくとした快感が駆け上がり身体がブルブルと震える。
腹が熱くなって、自分では出したくないのに漏らしているような感覚がした。
パシャパシャと便器に水が落ちる音がどこか遠くに聞こえる。
「足をピンッてしながらお外でも上手に潮吹きできるね。ふふふ。おじさんの陰毛がお口の端についちゃってるけど、そのままおうちに帰ろうね?」
「あぅ…あぁ、あっ」
男が俺の学校指定のYシャツで濡れた手を拭う。
俺は快感の余韻に身体を震わせているのに、手を拭い終った男は外だというのに首輪を俺の首に通す。
長年首輪をつけられているせいで俺の首にはぐるりと一周首輪で付いた色素沈着がある。
体育や首が見える時などのは、痣だと言って誤魔化してはいるが、ふとした瞬間に俺は男からこの先逃げられないのだということをまざまざと突きつけられて居るようでなんとも言えない気持ちになった。
しかし俺に選択肢など元からあるはずもなく、男に支配されるこの生活を守るしか俺が生きていく方法はない。
「最近の己咲は本当に甘えん坊だなぁ」
男に服装を戻されると首輪にはリードがとりつけられ、足が余韻で震えているので男にしなだれかかりながら帰路につく。
俺の腰を抱いて、短くリードを持った男はでっぷりと張り出した腹を揺らしながら歩き始めるので俺もゆっくりと歩き出す。
家が近づいてくると、どうしても余韻ではない震えで身体が揺れる。
「どうしたの?おじさんと己咲のおうちでたっぷりあ・そ・ぼ」
俺が抵抗をしなくなった事で、男の行動は更にエスカレートしてきた。
尿道の開発や、局部の更なる肥大化に、長時間の拘束による一方的な凌辱。
しかし、俺はその全てに耐えた。
いつかこんな男から逃げようと考えた事もあったが、俺はそうはしなかった。
いつかこの男の事を逆に支配してやろうと思うようになっていたからだ。
まず最初にしたことは、男の食事を全て俺が作って今以上に肥らせるということだった。
どうしても学校に行けない時間が長く、勉強の遅れが出てしまっている。
男には部活の為と言って学校の終了時間を遅く伝えていた。
勉強している時に保健体育の教科書で糖尿病についての記載があって、そこでほんの興味で男の食事の改悪を考えたのだ。
「己咲の料理最近変わった?」
「ぶ、部活で…ひぅ…筋肉つけなきゃいけなくてぇ」
「確かにお腹にうっすら線がついてきてるね」
夕食の時間になり、男が俺の身体を弄びながら料理を食べる。
俺は男の膝の上で身体をくねらせながらなんとか返事をするが、食事の合間に乳首を吸われガクンと力が抜けて男の身体にしなだれる。
男が俺の腹に触るのをぼんやり眺めていると、男は俺の作った料理をバクバクと片手で器用に食べてた。
俺が本格的に料理をするようになってからは、男は俺を迎えに来る以外は基本的に外に出なくなった。
日々大きくなっていく腹や頬に付いた脂肪に、俺は内心ほくそ笑む。
「己咲は何処の学校に行きたいの?」
「いぎっ!あ゛あ゛あ゛あ゛」
「お尻にこんなにおっきな玩具が入ってたら考えられないかぁ」
俺は視界を塞がれた状態で、何かに犯されていた。
男の言葉では何か淫具で攻め立てられているのだろう。
孔の縁と腹の中が熱いのに、背中には悪寒が走っている。
手足も拘束されているせいか、手先や足先が氷の様に冷えている。
月日は俺を置き去りにして回るのか、気が付けば俺は最終学年になっていた。
もうすぐ進路を決めなければいけないのを男の言葉で思い出す。
「おじさんは、己咲がおうちにいてくれればいいんだけど、最近ママがうるさくなってきたしなぁ」
「あ゛っ、あぐっ…お゛っ」
男が中を抉る様に器具を抜き差ししているが、視界が塞がれているせいで次に何をされるのか予測ができずにいつもより感じてしまう。
ぐぽぐぽと空気を含んだ音が部屋に響き、恥ずかしさよりも身体を支配するこの快感から早く逃れたいという思いの方が強かった。
男の母親は俺を追い出そうと相変わらず必死らしいが、今はそんなこと気にしている暇はない。
「や゛…あ゛あ゛あ゛」
「あーあ。己咲はもう“おっきい子”なのに、お漏らしして悪い子だなぁ。お仕置きしなくちゃね?」
「う゛ぁっ…い゛だい゛ぃぃぃ」
俺が何度目か分からない絶頂を迎えたところで、下半身が冷たくなりショロショロと言う音が聞こえる。
男の顔は見えないが、声だけ聞く限り凄く楽しそうだなと何処か他人事の様に思った。
“お仕置き”と男が言った瞬間に、乳首に鋭い痛みが襲ってくる。
つねられたり、引き伸ばされる様ないつもの痛みではない。
何か鋭利な物で深層部に直接激痛を与えてくる。
「や゛め゛で…い゛だっ」
「うるさいなぁ。もとはと言えば、己咲が悪いからいけないんだよ」
そこからは何度も乳首に激痛が走り、そこからズクズクとした痛みが俺の思考を支配する。
その痛みから逃れたくても拘束されている俺には逃げ場などなく、それから朝まで男からの一方的な暴力は止まなかった。
気が付いた時には床に毛布をひいて放置されており下半身の感覚はなく、胸からは鈍い痛みがずっと続いていて痛みに気を取られるせいで上手く考えが纏まらない。
身体は疲労で動くことすら億劫で、手足には長時間拘束されていたせいであとがくっきりと残っている。
今日は学校が休みで良かったと、手首や太股に付いた縄の痕を撫でながら思った。
胸を見下ろしてみると、肥大化させられた乳首には根元にリングがついていてぷっくりといつも以上に主張をしている。
所々に小さなかさぶたの様な物が見える事から、針でも打ち込まれたのだろう。
視界が遮られていなかったら半狂乱になっていたかもしれない。
下半身は案の定俺の放った精液だけではなく、男の精液が固まった物が肌に貼り付いて肌が突っ張るような感覚がする。
足に力を入れて立ち上がろうとすると、腰が抜けていて立ち上がれない。
身体を動かした事で、腹の中の精液がゴポゴポっという音を立てて逆流してきた。
「うぅ…ぐすっ」
俺を毛布と一緒に床に放置したまま現在男は大イビキをかいている。
俺は男のイビキに隠れるように声を圧し殺して泣いた。
全てを管理されている俺には、勝手に後処理などできないので腹を壊さない様に毛布の上で男の精液を掻き出す事しかできない。
自分の孔にそっと触れると、熱を持っているものの余韻にひくひくと俺の意思とは関係なく収縮している。
ぐっと指を2本押し込み、中で開く。
内側に外気が触れて一瞬寒気がした。
グニグニと動く自分の浅ましい孔に触れ、また涙が出たがとろりと足に伝う男の精液に身体を震わせてしまっている。
そんな自分自身に失望している自分も居るが、快楽を受け入れ、奴隷として支配されたい自分や、男に復讐してやろうという気持ちが常にせめぎあっているせいで俺の心はどんどん壊れていった。
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