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第25話
「ごめんなさい。ごめんなさい…」
「ぶっぶー。勝手に気持ち良くなっちゃった己咲には、お仕置きね」
そう言った男は、俺の胸の肉をガシッと鷲掴みすると乳首の根元部分を捕らえてしごく。
時折乳首の先端を撫でる様に刺激してきたかと思うと、乳首を捻るようにつねられる。
どんどん膝に力が入らなくなり床に崩れ落ちそうになるが、それも男によって止められた。
「いっ、ひぐっ…お゛っ」
またしてもゆるゆると腰を動かされ、ぱちゅんぱちゅんと水っぽい音と男の腹が俺の肌を叩く音、それに俺の喘ぎ声が部屋に木霊する。
一瞬男からの刺激が止んで、身体に巻き付いていた男の手が離れた。
疑問に思う前に腕を後ろから引かれ、何とか棚にしがみついているだけの状態だった俺は引っ張られた方へ倒れる。
男の足の間へ勢い良く座り込んだ俺へ、男のペニスが身体を割り開く。
その衝撃に、またしても意識がホワイトアウトする。
「今から己咲の好きな玩具を何でも買ってあげるよ。ここの扉を開けると…ほら、玩具の自販機があるんだよ?」
「お゛…お゛っ」
「おじさんのがずっぷり入っちゃったから潮吹きしちゃったね」
一瞬目の前が真っ白になったあと、チカチカと電気が点滅している様な錯覚に陥った。
そんな俺の耳元で男は機嫌良く俺へ話しかけてきているが、絶頂をむかえているので返事をすることもできない。
男は目の前の格子状になっていた扉を開くと、透明な扉が沢山ついた大きな金属製の箱状の物が見えた。
無数にボタンが並んでいるのを見ると、はっきりしない意識の中でもそれが如何わしい物が売っている自販機だという事が分かったし、売っている物が普通では無いことが容易に想像できた。
「己咲の好きなの、どれでも買っていいからね?」
「ちく…ちくびっ…もう、やだ」
男は金属製の箱の上部にあるスイッチを押すと、扉の中で電気が点灯した。
透明な扉の下にボタンがあるが、うっすらと点灯しているのか今の俺には認識できない。
そんな事より執拗に乳首を刺激されていて絶頂の余韻のせいで余計に感じてしまっているから体制を保っているのも辛い。
「ほら。己咲がスケベだから気持ち良くなってるのは分かったから、もう玩具が買えるようになってるし好きなのどれでも買ってあげるよ?」
「あっ…あぅ」
「おじさんのちんぽ大好きなのは分かったよ。でも、今は己咲のお祝いなんだから沢山遊ぼうね」
上機嫌な男の言葉に、俺にとってはいつもの苦痛と快楽がせめぎあう時間でしかないので“お祝い”の一言でとても複雑な気分になった。
男は一旦、乳首を弄るのを止めて俺の手を自販機まで誘導する。
それでも少し体制が変わったせいで男のペニスに勝手に吸い付いてしまって、またしても男が上機嫌になった。
俺はなんとか片手を床につけて、腰を浮かせる。
腰をあげた拍子に、少し男のペニスが抜けていく。
その刺激にもまだ余韻が残っている俺の体は反応してしまって背中が震える。
どれを選んでも俺に逃げ場なんて無いのだから、適当にボタンを押した。
「選んだ?おじさんが出してあげるね」
「ひっ!」
男は直ぐに俺の後を追うように腰をあげたので、再びずっぷりと奥まで男のペニスが侵入してくる。
男が手をのばして、自販機の透明な扉を開けた。
ゴソゴソという音を聞きなが、男が自販機から取り出す道具がどんな物かを見て俺の絶望が深くなる。
「えっと。イボイボなバイブと、電マに、拘束するためのベルトかぁ。己咲はやっぱりスケベだなぁ」
「そんな…」
「全部自分で選んだのに、現物見たらおじさんのちんちん締め付けてうれしいって喜んでるんだね!」
「あっ、やだ…おく、とんとんしないでぇ!」
男はニヤニヤ笑いながらまた腰を動かしはじめた。
腹の中で何かがすりつぶされる様なゴリゴリという音が直接脳に響く。
腹を突き破る様な男の動きに、つい体が逃げようと前に出てしまう。
しかし、男に押さえ付けられているせいで上手く動けない。
「折角だから、またベットの上で遊ぼうか」
「ひぃっ!あぎっ…めくれちゃっ」
「ぽっかり開いちゃってるね」
「あ゛ぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ぢゅぽんっという音を立てて男がペニスを引き抜いた。
突然だったという事と、勢い良く引き抜かれてしまったのでまたしても絶頂してしまう。
パタタッと絨毯に俺の精液が飛ぶ。
「うっ…」
「本当に己咲は、おじさんの肉便器になるために生まれてきたんだね」
男は俺の腕を掴んで、ベッドへ引きずってくる。
どうしても足がもつれてベッドの縁に足を取られて倒れこむ。
男はそんな俺の事などお構い無しに、先程自販機で購入した物を取り出す。
1つパッケージを開けると、黒色のレザーっぽいブレスレットの様な本格的な物が出てきた。
男は脱力している俺の手首と足首にそれを巻き付け、足を持ち上げて手首に巻き付いてるベルトの金具と繋ぐ。
足首と手首がくっついた状態なので、必然的に足が大きく開いている格好になる。
そんな俺を見た男はぐふふと気持ち悪く笑い足を撫でてきた。
別に、俺は男に飼われる為に生まれてきた訳ではないと心の中では男へ反論をするが、当然声には出さない。
言葉にすると、何をされるか分からないので今も昔も俺の唯一できる事は大人しく男が満足するのを待つだけだ。
「まずは、バイブからだね!」
「んんっ」
「おじさんのより小さいからすんなり入ったね」
男は、パッケージから取り出したバイブをそのまま俺に挿入するとゆっくりと前後にピストンしはじめる。
突起がついているバイブは、引き抜かれる時に孔の縁に突起が擦れてぞわりと悪寒が走った。
ローションなどは使っていないが、先程散々弄られていた孔からはじゅぷじゅぷと粘度質な音がしている。
当然男の多淫は学校のある俺の都合など関係なく発動するので、男の言う“肉便器”はあながち言い過ぎではない。
情けない話だが、男の俺が勝手に濡れる事などありえないので学校帰りや呼び出された時にローションを仕込む様にしている。
本当に男は唐突に俺で性欲を満たしてくるので、俺への配慮など当然ない。
何度も痛い思いをしているので自己防衛という意味でもローションは欠かせないし、最近では男は俺が自分でローションを仕込んでいるのを分かっているので更に配慮という物がなくなってきた。
「バイブのスイッチを押して…次は電マだね」
「あぁっ…んっ」
「ほら。己咲の大好きなおじさんのちんぽも気持ち良くしてよ」
ヴヴヴヴっというモーター音が孔からと腹の上の電気マッサージ機からしている。
男は俺の顔にペニスを押し付けると、ニヤニヤと笑いながら頬をペニスで叩く。
俺は顔を傾けて口を開け、男のペニスを咥内へ招き入れる。
舌で亀頭の括れや鈴口を刺激し、唇で竿を擦るようにして舐めてやると男のペニスが波打つ様に揺れた。
「己咲も今からもっと気持ち良くしてあげるね」
「んもっ!!」
男の言葉と同時に電気マッサージ機が俺のペニスに押し立てられる。
その刺激は気持ちいいなんて生易しい物ではなく、痺れる様な痛みに近かった。
電気マッサージ機で俺が男を舐めているのと同じタイミングで亀頭や鈴口等へ押し付けてくる。
強制的な刺激に、俺は呆気なく潮を吹くが男の手は止まらなかった。
「いくらお祝いだからって、自分ばっかり気持ち良くなってたらだめだよ?おじさんのもごっくんしなきゃ駄目でしょ?」
「んぶぶっ!」
俺へ押し立てた電気マッサージ機はそのままで、男が俺の後頭部を押さえてイラマチオをしてくる。
喉の奥へペニスが当たって苦しいのと、反射で嘔吐感がせりあがってきた。
そのせいで喉がしまっているからか男からは気持ち良さそうな吐息が漏れている。
「はぁー。いっぱい出たぁ」
「ぶぇっ。げほっ、げほっ」
胃の中へ直接精液を流し込まれる様に喉の奥で射精されて、毎回の事ながら盛大に噎せた。
なんとか空気を取り込もうとヒューヒューと喉が鳴っている。
男は満足したのか大きく息を吐いたが、俺への刺激は止んでいない。
ペニスに押し立てられている電気マッサージ機の刺激が強すぎて痺れと共に痛みが大きくなってくる。
「潮吹き玩具みたいだね。それにしても、最近メスイキばっかりさせてたせいで、己咲のちんちん小さくなってきたんじゃない?またお薬使って大きくしなきゃね」
「ひぎっ!イタイ…イタイ!!とめて…やめっ」
俺のペニスに電気マッサージ機を押し当てたまま、バイブに手をかける。
ずるりと引き抜かれた後、掌でギリギリまで押し込まれるというのを何度も繰り返され米神にも痛みが走った。
絶え間無くぶしゅぶしゅと噴水の様に潮を吹く俺のペニスは、男が言うように潮を噴き上げる玩具のようだった。
「や゛ぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「おっと。お尻の玩具が膣圧で押し出されてきちゃったし、ちんちんも潮じゃないのが出ちゃったね」
男は相変わらずニヤニヤと笑ったまま電気マッサージ機のスイッチを切った。
俺は体からは完全に力が抜けてしまって身動きが取れない。
そんな俺を置いて、男はベッドから立ち上がると冷蔵庫をあけて飲み物を取り出す。
ペットボトルのキャップを捻って一気に半分ほどを飲むと、テレビ前に置いてあるセカンドバッグを漁っているのかゴソゴソという音が聞こえる。
「己咲も喉が乾いたでしょ?」
男がペットボトルを持ったまま帰ってくると、飲み物を口に含み息を整えている俺へ口移しで飲み物を飲ませてきた。
生ぬるい液体が咥内へ充満したのを見計らって胸元でカシャンと軽い音がする。
その後に胸元でもう一度軽い音でカシャンと聞こえた。
ペニスが痺れているのは分かるが、全身の力が抜けているせいで何が起こったのか分からない。
「しばらく触れなくなっちゃうけど、とっても似合ってるよ。これはおじさんからの、お祝いだよ」
男の言葉に違和感を感じた俺は、胸元へ視線を移す。
乳首にはリング状のピアスが光っていた。
今までピアスに似た形状の物を着けられ辱しめを受けた事は何度もあるが、遂にピアスが取り付けられてしまったのかと俺は何処か他人事の様にその光景を見下ろしている。
“お祝い”とは本当に名ばかりの屈辱だ。
男の“お祝い”は俺の意思など当然なく、日付が変わっても続いた。
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