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第1話
「いい加減にしろよ!」
「でも・・・・・」
「いつまでもあんなクソみたいな奴を好きでいんだよ!好きになるのを辞めるんじゃなかったのかよ!」
家に遊びに来ていた親友に怒られてた。
僕の首に見える小さな赤い痕に親友が気づいてしまったからだ。
学校の制服は学ランだから赤い痕は見えないが学ランを脱いで仕舞えば誰でも気づいてしまう場所。
柊木亜樹(ひいらぎあき)。
僕の好きな人は男性で今年、卒業した先輩。
僕は先輩が卒業する日に決めたんだよ。
先輩から卒業して前に向いて進むって決めていたのにね。
それなのに、僕は先週の日曜日に先輩から連絡を貰い嬉しくて先輩の家に会いに行ってしまった。
先輩が僕の事を必要としている遊びでも良いと思ってしまった。
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