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第13話

「いいよな?登下校一緒で亜樹」 断る理由が見つからない。 周りが見ても仲のいい友人? 親友が2人でいるとしか思わないだろうけど僕の誠也に対する態度でこの気持ちがバレてしまわないかと少し心配。 でも誠也とこれから先もずっと一緒居たい。 「うん、いいよ」 「同じクラスだから迎えに行ったり送ったりは家までだな亜樹」 「えっ?家までってどっかで待ち合わせでいいよ」 「俺がしたいから気にするな亜樹」 僕の頭に優しく手を置くとクシャクシャとする誠也。 まるで誠也と付き合っている気持ちになる。 送り迎えなんて付き合ってる人達だけだと思うんだよ。 もしかしたら誠也も僕を好きなのかな? あり得ない想像して期待して違うかったら傷ついて落ち込むんだ。 期待しちゃダメだ。

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