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第14話

教室について自分の席にカバンを置くといつもの様に前の席に座った。 「宿題したか?」 「昨日、一緒にしただろ?」 「そうだったな一緒にしたな亜樹」 「変な誠也」 いつも以上に僕に話しかけてくる。 嬉しいしたくさん笑いかけてもくれて今日はなんだか幸せな気持ちになる。 そんな気持ちをいっぺんに変えたのはあの子だった。 「いたっ!誠也君!」 「うるさいのが来た」 「今日は、どうしたのよ。いつものコンビニで待ってたのに!」 「はっ?いつも勝手に待ってるの香奈(かな)だろ?」 忘れていた。 いつも香奈ちゃんと誠也は登下校は一緒にしていたんだ。 2人は付き合ってる訳ではないが周りからは付き合っていると思われている。 西尾香奈(にしおかな) 学校ではかなり人気のある女の子なんだけど誠也が相手では無理だと誰も香奈ちゃんには告白しない。 けれど誠也と別れる? それを待っているんだ。

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