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第40話

僕と誠也は母さんと少し話してから解放されて今は僕の部屋にいます。 長い沈黙とホットティーがすっかりアイスティーになってしまっている。 息するのも身体を動かすのも緊張する。 どうしよう。 せっかく好きだってお互いに確認出来たのにこれじゃあ友達の時の方が良かったかもしれない。 誠也と話したい! 誠也にギュッてしてもらいたい! 僕は欲張りになっているよ。 だめかな? 誠也に言ったらギュッてしてくれたりするかな? チラッと誠也を見ると口に手を当てて笑いを堪えていた。 「えっ?何?誠也」 「お前さ、顔に出しすぎだよ。ずっと見てたけど可愛すぎ亜樹」 「顔に出てる?でも可愛すぎは意味わかんない!」 こっちは真剣に悩んでたのになんだよ! 誠也の余裕な態度がなんか必死になってた僕が馬鹿みたいに思えてくるよ。

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