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第41話
「そうゆうのが可愛いんだよ。昔から亜樹」
「昔から?」
誠也の顔が近づいてくる。
ドキドキして心臓がうるさい!
「今もドキドキしてどうしようとか考えてるだろ?」
「へっ?」
「あのな、俺はずっとお前だけ見てた。出会ったあの日からずっとだ。分からない訳ないだろ。アイツとあんな事になってるのが悔しくて仕方なかった」
「誠也・・・」
誠也はずっと僕を見ていた?
言っている事が理解しきれなくて少しパニックになりかけている。
「なっ、俺と付き合ってよ亜樹」
「あっ、うん」
「お前な、反射的に返事しただろ?ちゃんと聞いてたか?」
「へっ?」
「待ってやるから考えろよ。亜樹」
反射的に返事したのは確かで考えなくても良いと思ったからもある。
誠也はなんて言った?
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