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第42話
ゆっくりと誠也の顔が近づいてくる。
「もう一度言うから好きだ。亜樹」
「誠也・・・僕も好きだよ。大好き!」
魔法にかけられたみたいに素直に誠也に気持ちを伝えられ誠也に僕から抱きついた。
誠也は僕の背中に腕を回して優しく抱き締めてくれると改めて言ってくれたんだ。
「亜樹、付き合ってくれるか?」
その問いに僕がコクコクと首を縦に振ると同時に誠也に強く抱きしめられた。
「好きだ。亜樹」
「大好き!」
「もう誰にも亜樹を渡さないからな!」
「僕も誠也を誰にも渡さないんだからね。」
嬉しいよ。
気持ちが通じ合って好きな人と付き合うのがこんなに幸せなんて知らなかった。
僕は今、1番幸せだよ誠也。
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