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第49話
「亜樹・・・」
気づくと息を荒げて僕の目の前に誠也自身が出されていた。
僕は誠也自身にしゃぶり付くと夢中になって舐めたり手で握り上下にシゴいたり喉の奥まで咥え込んだりした。
誠也からは荒々しい息遣いが聞こえてくる。
僕は嬉しくてもっともっと感じて欲しくて夢中になって誠也自身を舐めた。
「亜樹・・好きだ」
嬉しくて胸が締め付けられ泣きそうになっていると優しく頭を撫でられて我慢していた涙が目から零れ落ちた。
「亜樹、どうした?」
「嬉しくて・・・ごめん」
誠也は僕の腕を掴むと自分の方へ引き寄せて強く抱きしめてくれた。
「泣くなよ。ずっとそばに居るんだ。これから先も亜樹とずっと生きていくんだ」
「うん、うん」
その言葉に僕の目からはまた涙が溢れ出してきた。
ありがとう誠也。
好きになってくれてそばに居てくれると生きていくと言ってくれてありがとう。
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