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第51話

ゆっくりと僕の中に誠也が入ってくる。 嬉しい・・誠也と1つになれてまた泣きそうになるよ。 「大丈夫か?」 「うん、平気だよ」 僕の奥深くまで誠也自身を入れると心配なのか不安そうな顔をする。 誠也は僕が泣きそうになっているので凄く心配してるんだ。 「亜樹、大切にするから・・・」 「うん、うん」 誠也もそんな泣きそうな顔して言わなくても良いのに・・・。 同じ気持ちなんだと感じれて幸せな気持ちになるんだ。 「俺、こんな・・嬉しくて・・・ずっと好きで・・・もう他の誰にも渡したくないんだ亜樹」 「僕は・・誠也だけ・・・嬉しい」 「ごめん、限界だ。動くぞ亜樹」 僕が笑顔で誠也に頷くとゆっくりと腰を動かし始めた。

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