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第58話

終了のベルが鳴り響き僕はビタバタと教科書やらノートを鞄にしまうと急いで下足場に向かった。 やっと誠也に会える。 たった1日? まだ24時間経ってはいないが長く誠也に会ってない感覚に陥っている。 僕はかなり重症な気もするけれど好きなんだよ。 誠也しか考えられないくらいに本当に好きなんだ。 歩くのも走るのももどかしいよ。 一瞬で誠也のそばに行ければ良いのにと思う僕はおかしいのかな? 好きな人に早く会いたいとかは当たり前だよね! 僕は夢中で走り誠也に会いたい気持ちで一杯だった。 ドンっ! 前を見ていなくて曲がり角で人とぶつかってしまったのだ。

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