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朝倉編5
「やだ…いやだぁ…っ」
四つん這いになった苺が尻を高く掲げながらヒクヒクと肩を震わせている。
その苺が情けなく顔を歪め、朝倉を振り返ってきた。
「抜いてっ…抜いて、くださいっ…俺、こんなのむりっ」
その顔は、先ほどまで嗜虐を剥き出しにしていたとは思えないほどグズグズに泣き濡れている。
苺の後孔には朝倉の指が二本埋められていて、中をぐちゃぐちゃと掻き回されていた。
「いやだというわりに、どんどん柔らかくなっていくじゃないか?そら、もう一本入れるぞ」
既に朝倉の指でいっぱいになった孔に容赦なく三本目をねじ込むと苺の顔がみるみるうちに焦燥に駆られていく。
「やだ、っ…いやだっ抜け」
朝倉が客だという事も忘れているのか、苺が必死になって指を引き抜こうと手を掻き毟ってくる。
そのため、朝倉の手の甲にはいくつか引っ掻き傷がつき薄っすらと血が滲んでいた。
しかしそんな苺の抵抗さえも、今の朝倉にとっては興奮を煽る材料になっている。
自分にこんな嗜虐欲があったなんて知らなかった。
「苺、気持ちいいの?」
四つん這いになった苺の下から菖蒲が蕩けた顔をして苺の首に腕を絡ませてくる。
菖蒲の後ろには未だ朝倉のものが埋められていてヌチヌチと出入りしていた。
「気持ち…よくっ、ないっ、あ、ああっ」
苺は菖蒲をキッと睨み付けると唇を噛み締めた。
「苺も朝倉様に入れてもらったらいいのに。菖蒲、気持ちよくて何回もイっちゃった」
菖蒲がうっとりとした顔で苺の肩越しに朝倉を見てくる。
苺の尻を弄っている間にも、朝倉にガツガツと腰を突き上げられていた菖蒲は何度も絶頂を極めていた。
菖蒲の孔は凄まじく貪欲でまさに淫乱な孔だった。
底なし沼のように朝倉を深く飲み込み、熱く爛れたような粘膜で蠕動する。
この魅惑の孔で一体何百人の男のものを咥えてきたのだろうか。
「ふ…っざけんな、だれがっあ、んんっ」
「素直じゃない苺。でも、こうすると…んっ、もっと気持ちよくなっちゃうかも」
菖蒲は向かい合わせでくっついていた二本の陰茎を掴むと、両手でごしごしと扱き始めた。
辺りにぐちゅぐちゅと濡れた音が響き、苺が耳まで真っ赤に染めて泣く。
「やめろ、馬鹿っ!擦んなっ…あっ、あっあああっ」
双子の腰がゆらゆらと揺れ、菖蒲の中に入れた朝倉のモノも連動して刺激を受ける。
無防備な姿を晒しながら陰茎を擦り合う双子のみだりがましい姿に、朝倉の脳は遂に沸騰した。
興奮は最高潮に達し、理性は焼き切れる。
朝倉は苺の孔から指を引き抜くと、菖蒲のそこからも昂りを引き抜いた。
突然快楽を取り上げられ、菖蒲が泣き出しそうな顔で朝倉を見上げてくる。
「焦るな、今から挿れてやる」
朝倉はそう言うと、息も絶え絶えになって崩れ落ちている苺の後孔にたった今菖蒲から引き抜いたばかりの肉棒を突き刺した。
「か…っは…………あっ」
白い喉を反らして苺が声にならない悲鳴を上げる。
後ろを犯された事への衝撃で言葉を失っているのか、それとも挿入の刺激に驚いているのか、瞳は大きく見開かれ口はパクパクと開閉している。
しかし、朝倉は逃げうつ腰を掴むと容赦なくその切っ先を捩じ込んだ。
「ひいっ、い、あっ、あああああっ」
入り口は嫌がっていたものの、中は蕩けるような粘膜でもって朝倉の怒張を優しく包み込んでくる。
最初は苦しげに呻いていた苺だったが、朝倉が何度か腰を揺するとすぐに甘い声をあげ始めた。
「ほら、自分ばかり気持ちよくなってないで片われも気持ちよくしてやらないか」
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