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朝倉編4
朝倉は自分のものを一本を掴むと、先走りを塗り広げるように擦り上げた。
片方の陰茎だけがビクビクと脈打ち、犯すものを待ち侘びて漲る。
朝倉は指を引き抜くと、ぐずぐずに濡れた孔にその凶器の先を容赦なく挿し込んだ。
「………ああああんっ!!!」
苺の首筋に後頭部を擦りつけながら、菖蒲が激しく身体をしならせる。
よほど挿入が待ち通しかったのか、菖蒲の屹立はふるふると震えるながら白濁を吐き出していた。
想像以上の締め付けと心地良さに笑みが溢れる。
「挿れただけでイくなんて、なんて淫乱な身体だ」
朝倉が喉をならして笑うと、媚肉がきゅうきゅうと締め付けてきた。
どうやら菖蒲は被虐の質があるらしい。
「いい具合いでしょう?開発されてるから結構ガツガツやっちゃって大丈夫ですよ」
苺が菖蒲の足を更に広げ下から突き上げてくる。
「あ…あっ、あんっ、ああっ」
腰を浮かされた菖蒲はその身に朝倉のモノを深く咥え込まされ激しく悶えた。
そんな菖蒲の姿を見ている苺の瞳は嗜虐に溢れ爛々と輝いている。
双子の兄弟が目の前で犯されているというのに、なんて薄情な奴なんだ。
朝倉は一人っ子だったため、兄や姉、妹や弟などに憧れた。
自分が上ならば下を守ってやりたいと思っていたし、自分が下ならば兄や姉は尊敬したいと思っていた。
しかしこの双子はとんでもない兄弟だ。
どちらが兄でどちらが弟かは知らないが、全くただれまくっている。
そもそも血の繋がった者同士でこんな事をして背徳感や禁忌感などはないのだろうか。
今まで狭い集落の中で、決められた規律や昔ながらの風習に従って生きてきた朝倉にとって初めて知るタブーの世界。
しかし、この倫理に背いたようなこの世界こそ奇怪な身体を持つ自分が受け入れてもらえる唯一の場所だったのか。
そう思うと異様な興奮が沸き上がってきて、朝倉の中の何かがぱあんと弾けた。
菖蒲の腰を抱え、苺を下から引き摺りだすと着物の上前を割り開く。
既に上を向き、蜜で濡れた苺の陰茎がぶるんと姿を見せた。
彼の陰茎は菖蒲のより少し大きく、使い込まれた色と形をしている。
朝倉は先ほど苺が菖蒲に使ったローションをそこへぶちまけた。
トロリとした粘液が、雄茎を伝い苺の股間をぐしょ濡れにしていく。
「へぇ…朝倉様って結構積極的」
ふふ…と余裕のある笑みを浮かべて苺が舌舐めずりをする。
しかし次の瞬間、焦ったように飛び上がった。
「な、何!?」
先ほどとは打って変わって信じられないという表情で朝倉を見ている。
「一本が刺激されるともう一本も疼いてね。丁度いい事に君たちは二人いる。遠慮なくここも使わせてもらうよ」
朝倉はそう言うと、苺の窄まりをゆるゆると撫で上げた。
二本の陰茎はそれぞれが性感帯を持つ。
一本を刺激すればもう一本も自ずと疼き、暴れはじめる。
その欲望に耐えきれず、ようやくセックスにこじつけた相手に二本同時に捩じ込もうとして何度失敗したかわからない。
恐らく苺は今まで、責め手側で客を悦ばせてきたのだろう。
苺の反応や態度を見ていればそれは一目瞭然だ。
しかし、卑猥な姿で誘惑してくる双子に散々刺激され朝倉の中の理性ももはや無いに等しかった。
とにかく、この二本を同時にねじ込んで思う様突き上げてめちゃくちゃにしてやりたい。
そんな衝動で頭がいっぱいになっている。
「あん…っ、朝倉さまぁ、もっと…もっと奥まで」
菖蒲が待ち切れないというように腰を振って強請る。
苺は額に汗を滲ませると朝倉から逃れるように後退った。
「待って…俺はしずい邸の…」
「しずい?何の事だかわからないな」
朝倉は嗜虐的な笑みを浮かべると、そっと苺の耳元に囁いた。
「いいから尻を突き出せ」
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