「…こんな立派なものが二本もあるなんて…いいですね」 苺の言葉に思わず瞠目して下肢を見つめた。 そこには確かに自分の勃起した性器が二本、縦に並んでいる。 彼は今、この身体を羨ましいと言ったのか？ 「菖蒲…見てるだけで…イっちゃいそう」 その横では目元を上気させた菖蒲が堪えきれないというように息を吐いている。 そんな事を言われたのは、そんな反応をされたのは生まれて初めてだった。 気味悪がられる事や神器のように扱われる事はあっても羨望や欲望の対象として見られる事はなかったからだ。 下腹部がずくりと疼く。 今まで感じた事のない興奮と喜悦に全身の血液が沸騰したかのように熱くなってくる。 二本の陰茎はみるみる膨らみグロテスクで凶悪な形へと姿を変えた。 「凄い…また大きくなった」 ヌルリとした感触がして、朝倉は思わず息を詰める。 見るとその隆起した性器の一本に、苺がねっとりと舌を絡ませていた。 唾液を纏わせた真っ赤な舌が筋ばった裏やその下にある陰囊までを丁寧に舐め上げていく。 煽惑的な苺の口淫に煽られ、かあっと血が昇った朝倉はそばにいた菖蒲を抱き寄せるとその可憐な唇を塞いでいた。 いきなり唇を塞がれた菖蒲は驚きながらも従順に応えてくる。 かわいいな… 男娼の彼らがこういった事に手馴れてはいるのはわかるが、自分の身体を見ても恐がらず受け入れてくれる双子に愛おしさを感じずにいられない。 朝倉はキスだけで蕩け浅く喘ぐ菖蒲の着物の帯をしゅるりと解いた。 真っ白な肌は吸い付きたくなるほどきめ細かく、スラリと伸びた四肢はしなやかで細い。 程よくついた肉と白い胸の上を彩る熟れた乳首が男臭さを和らげていて、朝倉の情欲は更に刺激された。 下着をつけてない菖蒲のつるりとした性器は上を向き、先端から透明な露を滴らせている。 同じものが自分にもついているはずなのに、なぜこんなにも美しく妖艶なのだろう。 股間が痛いほど張り詰め、更に硬度を増す。 口に含んでいた苺が小さく呻いた。 「あぁ、くそ…」 もう我慢などしていられなかった。 朝倉は舌打ちをすると、菖蒲と苺を足元に転がした。 「男を抱くのは初めてだが二人まとめて可愛がってやる」 双子を見下ろし、掻き立てられるように服を脱いでいく。 すると、大人しく転がっていた苺が不敵な笑みを浮かべ朝倉を見つめてきた。 「それなら俺が抱き方を教えてあげますね。ほら、菖蒲こっちに来て足開け」 苺は菖蒲を背後から抱え込み膝裏に手をかけると、躊躇なく左右に割り開いた。 朝倉の目の前に菖蒲の無防備な姿が晒される。 そそり立つ屹立や、その下にある双果、更にはひくつく淫靡な孔まで丸見えだ。 苺は物入れからローションのボトルを取り出すと、それを惜しげもなく菖蒲の秘部に垂らした。 「エロ孔だから、ならす必要あんまないかもですけど好きに掻き回しちゃって下さい」 苺に促され、朝倉はゴクリと唾を飲んだ。 菖蒲の股ぐらに陣取ると粘液に濡れた孔をそっと撫でる。 尻臀がキュと引き締まり連動するかのように窄まりもグヌグヌと収縮した。 たまらなくなった朝倉は思い切って指をねじ込んだ。 「あ…っ…ああんっ」 今まで排泄器官としか認識していなかったそこは熱く蕩けるような感触だった。 ここを使っているとこんなにも柔らかく広がるものなのか。 興味本位で指を動かすと、菖蒲の開いた内腿がビクビクと痙攣する。 「…あっ、あっ朝倉様、あ、菖蒲の中もっとぐちゃぐちゃにして」 卑猥な菖蒲の言葉に煽られて中に埋めた指で媚肉を掻き回すと、朝倉の指を離さまいときゅうきゅうと締め付けてきた。 下腹が焼けつくように熱くなり、欲望が募る。 この蕩けた肉を掻き分けて自分のモノを突っ込み、中を思う様突いてみたくなった。 二本の陰茎からは先走りが滲み、竿を伝って落ちていく。 そんな朝倉の陰茎を見ていた菖蒲が待ち切れないというように腰を振って強請った。 「いれて…早くっ…朝倉様の…菖蒲のお尻に入れてゴリゴリしてっ」