55 / 568
撮影のお仕事2-34
それに気をよくする京平。
「また、透明な液体噴き出しちゃったね。 しかも、ココだけで……」
そう言うと京平は玲音の豆を指先で突つく。
「ぁう……ん……!」
イってしまった後とはいつもより敏感である。 玲音はそれだけでも背中を反らしていた。
その直後、トイレから青ざめた様子で出てきた諒馬。
「ハァ……ハァ……マジで腹痛かった……」
「ま、そういう液体を諒馬の中に入れたからね」
と平気な顔して言う京平。
「ま、そういうことだから……」
そう言う京平に知識がなかった諒馬は文句も言えず、それとこれは一応仕事なのだから更に文句も言える筈もなかった。
そのまま諒馬はベッドの上に上がるのだ。
「諒馬も戻って来たことだし、これからは俺が二人のことを責めることにするよ。 だって、諒馬も中、慣れさせないと俺の挿れられないだろ?」
その言葉に真っ赤な顔をする諒馬。 さっきまで青ざめたのが嘘のようだ。
確かに京平の言う通りだ。 今のはほんの序の口という所であろうか。 今からまさに本番ってことなのかもしれない。
だが今の諒馬には色々なことで抵抗出来る訳もなく。 もう京平に任せるしかない。
玲音の隣に仰向けになるのだ。
「諒馬……大丈夫……京平に任せておけば気持ち良くなれるからね」
と笑顔を諒馬へと向け玲音は諒馬の手を握る。
その笑顔に安心出来たような気がしたのは気のせいであろうか。
そして何だか体から力が抜けたようにも感じられる。
ともだちにシェアしよう!