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撮影のお仕事4-68
「しかも、諒馬君の中に何個その玉が入るかな?」
……って、いくつ持ってるんですか!?
「一個はまだ簡単に入るよね? 二個目も簡単に入ってるようだけど……」
……う……ん! 流石に中に違和感が……しかも、ローターがっ! 中へと押されていってるじゃん!
「三個目は……? まだ余裕な感じ?」
「え? あ……いやぁ……ん……さ、三個めは……さ、流石に……っ……キツいですよ……っ!」
……うん……流石に三個目は本当にキツい……。
「きょ、京平さん……流石に無理ですから……っ!」
「じゃあ……出してみて……それとも、ローターを振動させちゃう?」
「……ぇえ!? 流石にそれは……」
……って、今の俺って、ある意味、究極の選択をやらされてんじゃん? だってさ、中にある玉を自分で出すか? それとも、出さなくてもいいからローターのスイッチを入れられるか? って事でしょ? ムリムリムリっ! 両方共無理っ!
俺は一人壁に手を付けて頭を振っていた。
「……え? 無理!? じゃあ、ローターにスイッチ入れる?」
「ぁ……いや……そういう事じゃなくて……」
と思った瞬間に京平さんはそのローターのスイッチを入れられてしまっていた。
「ぇええ!? ちょ、ちょっとっ! きょ、京平さぁあん! ダメですって!」
スイッチを入れられる事によって、お腹に力が入ってしまうと、俺の後ろの蕾からはその玉が一個出て行く。
「……ぇ? ぁんっ!」
と出る瞬間に声を上げる俺。
……え? 嘘!?
本当にそういうのを出す瞬間というのはそういう声というのは出てしまうのであろう。 という事を知った瞬間でもあった。
「もう一個出してみる?」
と言う京平さん。
今出した球の後にローターのスイッチを切られていたのだが、またすぐにローターのスイッチを入れられる。
「ぇ? マジに、ちょ、また出ちゃうっ!」
今度は少しポンっという音を立て、俺の後ろの蕾からまた球が出て行った。
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