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僕達の休日2

 まぁ、それはいいとして……。  朝の五時半に起きてしまった僕。  京平の寝顔も堪能してしまったし、どうしよう? という所だ。  二度寝しようにも完全に目が冴えてしまっているし。  ま、普段ならきっとこの時間で起きてしまっていたら二度寝しているのかもしれないけど、今日は休みだからね。 寝てるのなんて勿体ないじゃん! でも、京平が起きてくれないと何も出来ない!?  僕はベッドの上でゴロゴロしながら考える。  ……京平の事を起こしてもいい?  ……んー、それは流石に可愛そうかな?  ……あ! そうだ!! 京平の為にご飯作って上げよう!!  そう思うと僕はベッドから抜け出しキッチンへと向かう。  京平は料理をするのが好きらしく必要な物は揃っている。  とりあえず僕は普段京平が使っている黒色のエプロンをしてみる事にした。  ……あ、ぇええええ!!  ……と、とりあえず長い。  そう思いながらも興味で玄関近くにある姿鏡の前に立ってみる。 「あ……」  ……裸エプロン状態じゃん。  ……長いってのもあったけど、裸エプロンかぁ……!?  そこで僕はいい事を思い付いた。  ……ま、長いのは仕方ないとして、このままで料理してよ!  僕の頭の中で思いついた事がある。  ……フフ……この格好で京平が起きてきたらどんな反応するのかな?  半分はイタズラ心で料理を始めた。

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