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僕達の休日15

 多分、京平はローションを取りに行っただけだと思うのに本棚を少しだけ動かすとそこにはドアがあった。 「……へ? え?」  僕は今までそのドアの存在は知らなかった事だ。  ……部屋の中に隠し扉!?  忍者屋敷でもあるまいし……。  でも京平の家に謎の扉があったのは確かだ。  確かに変な空間があるのは前から知っていたのだけど、そこは隣の家の住人のお風呂場とかトイレだと思ったいたから深くは謎な空間だとは思っていなかった場所だ。  ……あ、でも……よくよく考えてみたら、京平の部屋って角の部屋じゃん! 隣の家と言っても片方にはないんだし。  今更気付いた。 確かにそうだ。  そして、その部屋のから京平は鼻歌を歌いながら手にローションとかを持って出てくる。  ……ローションだけじゃない? って、一体そこは何がある部屋なんだろ?  余計に謎が広がる部屋化している。  京平はベッドの上へと上がってきて。 「今日はどんな事がしたい?」  と聞いてきた。 「あ、いや……そうじゃなくて……」  そう僕は言葉を止めると、 「……って、あの部屋は何?」  そう僕はそのさっき京平が出てきた部屋を指差す。 「あの部屋?」  京平は少し間を空けると、 「倉庫」  と答える。

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