375 / 568

僕達の休日16

「倉庫!?」  そう僕の方はその京平の言葉を繰り返す。 「うん! 倉庫だよ。 だって、私の部屋って家具以外は何もないだろ? いらないって訳じゃないけど、あまり必要ない物はそこの倉庫に置いてあるって事」 「あ、そっか……」  いや確かにそれは納得する。 京平の部屋には生活で必要な物とはあるけど、それ以外はない。 だけど、 「でも、わざわざ隠し扉みたくする必要はないんじゃない?」 「え? あ、そうかな? ほら、見た目とかって綺麗にしておきたいじゃない?」 「あ、そっか……」  ……って、納得してるけど、そこ納得するとこじゃないけどな。 ま、いいか……京平がそう言うんだからださ。 「じゃあ、そこには何があるの?」 「んー、そうだね……そういう事する為の道具にがあるって言ったらどうする?」 「……へ?」 「SMグッズもあったりしてー」  そう言いながらクスクスとしている所を見ると京平の事だから、そういった類の物はないのかもしれない。 「SMグッズはないのかもしれないけど、そういった類いの物はあるって事だよね? でも、何で今までそこのドアを開けて取りに行かなかったの?」 「今までのローションが無くなったからだよ。 ローションが無くなったから取りに行ったんだしね」 「あ、そういう事ね。 でも、玩具とかも置いてあるんでしょ?」 「うん! 置いてあるよ。 まぁ、その他諸々あるけど……どうする? 今日はノーマルちっくにいくのか? それともちょっといつもと違う感じでいくのかな?」 「……ってどういう事?」 「確かに私的には玲音から上に乗っかってくれて私のモノを舐めてもらうのもいいのだけど……なんていうのかな? 普段、撮影の時には出来ないような事もあの部屋では出来るかもしれないって言ったらどうする?」 「例えばどういう事?」 「イヤらしい椅子とかあったり? そこに玲音の腕と足を括り付けて足を開かせてイヤらしい事をするっていうのかな?」 「……へ?」 若干その京平の話に興味を持つ僕。  ……ってか、京平の部屋にそんな物があるなんて本当に今まで知らなかった事だ。 でもまぁ京平と一緒に住み始めて半年位だからな……半年間そのドアは開けていなかったって事にもなるよね? 「……って、京平ってそんな物持ってたんだね……。 でも、何で?」 「あ、そういう事ね。 私の知り合いでそういう工場働いているっていうのか玩具とか色々とそういう関係の仕事をしてる知り合いがいてね。 試作品みたいのをくれるんだけど……」 「……へ? そうなの?」 「だから、撮影の時に色々出てくるだろ? 玩具とか……」  ……確かに世に出回ってないような玩具があったりしてたけど、そういう事だったのか!?  その話を京平から聞いて納得する僕。

ともだちにシェアしよう!