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僕達の休日45

 腰を動かして京平の指を気持ちいいポイントへと誘導して突いてもらう。 「やぁん! ぁああ! ぁ……あんっ!」  僕の声だってリズムよく出てくる。  だが僕が背中を逸らすと、京平の指が止まってしまった。 「え?」  僕は達きそうになっていたのに急に止められて素っ頓狂な表情して京平の事を見上げる。 「達きそうになったんでしょ?」 「え? あ、ぅん……」  言葉と同時に頭を頷かせる僕。 「だから、止めたんだけど……」 「え?」  ……やっぱり!? でも、何で!? イきたいのにイけないのは男にとって結構辛いものなんですけどー。  と思っていると、 「イく寸前に止められると……キツイかもしれないけど、我慢すればする程気持ちいいのは知ってるでしょ?」  ……ぇえー!! そういう事!? やっぱり、京平は何回考えてもそういうとこ意地悪だ。 「あ、いや……素直にそこはイかせてもらいたいかな?」 「でも、一緒にイきたいとは思わないの?」  そう言われると言葉が詰まってしまう。  僕だって確かに京平と一緒に達きたいという気持ちはある。 だけど寸止めされるのも苦しいし辛い。 「だって、知ってる? 男性の場合、一回気持ちいいポイントでイっちゃうと直ぐにはイけないもんなんだよ……それなら、玲音が我慢してくれた方がいいでしょ?」 「あ……」  ……また、京平に負けたような気がする。 ってか、それはいい意味でズルい。 そう言われてしまったらやっぱ僕が我慢しなきゃならないって思ってしまうからだ。 「じゃあ、もう京平……僕の中に京平のモノ挿れる?」  そう誘うように言ってみる僕。  ……僕だってそういうのは武器になるんだから。  すると手を顎に当てて何か考えているようだ。

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