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僕の彼氏はAV男優61
……ぁ……男の人でも唇って柔らかいものなんだ。
何故か僕は京平さんの顔ポッーとした表情で見上げてしまっていた。
確かに重ねる程度のキスだったんだけど、それが好きな人からのキスだったからなのかもしれない。
今のキスで一段と胸が高鳴り始めるのが分かった。
……今の僕は王子様からキスをされたお姫様のような気分だ。
って、撮影始まっていたのかな? それとも撮影前に京平さんがただ単にキスしてくれたのかな?
そこは定かではない。
僕はまだこの業界に入って二日しか経っていないのだから、カメラとかのシステムさえわかっていない。
だが次の瞬間、カメラマンさんが、
「スタート!」
と言っていた。
……え? え!? ちょっと今のは撮影でって事じゃないの!?
僕は少し心の中がパニックになっている。
……って今の京平さんからのキスって、ど、どういう事!?
でも今はもうパニックを起こしてる場合ではない。 撮影が始まっている。
いや、それでも今の僕は本当にパニック状態だ。
好きな人からキスをされたのはいいのだけど……それが本番でなら、こういう事してるのだから、当然なのかもしれないけど、本番が始まる前に!? という事なのだから、僕がパニック状態になってしまっていた。
……あ、でも……もう、本当に本番が始まってしまっている。
京平さんが僕の首筋辺りを舐めたり吸ったりし始めてるからだ。
「……ん!」
それだけでも僕はくすぐったいと思う。
そして、そこを音を吸い上げる。
……え? あ……。
「フフ……今のでココに痕付けて上げたよ」
……はぁいいいい!? え? あ、ちょ、あ……う、嘘!? それいいの!? だって、何だか痕っていうのは恋人同士で特別な物って思うんだけど。 え? あ、ま、本番だからいいのかな? それに、僕は初めてっていう設定だったし……。 きっと、京平さんは初めての人でも分かるようにしている事なんだと思うしね。
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