そんな僕に京平はクスリとする。 　え？　そんな感じでいいって事なのかな？　ま、京平とこの映像を作る時っていうのは、意外にその場その場で作っていくもんだからなー。　まぁ、京平がオッケーならばオッケーでいいのかもね。 　それから京平の方は、さっきと同様に鎖骨辺りからお腹辺りまでを舐め始める。　だけどプクってしている僕の胸はまだ何もしてくれないって感じなのかな？　なんかこう、そこだけが寂しそうに余計ビンビン勃ってきているようにも思える。　でも、実際、僕的にもそう思ってるんだもんねー。　触れて欲しいのに京平がそこになかなか触れてくれないっていう感じで若干気持ち悪いっていう感じになってきてるのかな？　あー、そういう気持ち悪いっていう感じじゃなくて、ただ単に触れて欲しいっていう感じ……。 　上半身の方ばっか気にしてたのだけど、諒馬君の方も負けてないっていうのかな？　こう太股の付け根ギリギリの所で戻っていってしまって、それが何だか僕からしてみたら焦ったいっていうのかな？　胸の突起だって、そういう状態が続いてるのに、下半身の方を担当している諒馬君にまで焦ったくされると腰が勝手にくねりだしちゃうって感じ……。　こういう事やってる時の腰の動きっていうのはさぁ、物足りないとか……もっと、欲しいとか……気持ちいい所に手が届いてないから、自分で動いて誘導するって事もあるんだよね。 　だけど今は……物足りないっていう感じの動きかな？ 　こう焦ったすぎて、逆に大暴れだしたいって感じっ！　だけど今日は初めて体験っていうのがあるから、恥ずかしがりながら我慢するしかないのかな？　って感じなんだけどね。 　あー、でも、この焦ったさが声出ちゃうっていうのかな？ 　あれ？　もしかして京平はそれが目的？　初心に戻れって事なのかな？ 　焦ったい感じが長く続いてきて、僕の方は段々と呼吸が乱れてくる。 　最近はこういう事やってる時っていうのはこう忙しいっていうのか展開が早い感じがしたのだけど、本当に今日のはゆっくりっていう感じだ。　まぁ、それはそれで気持ちいいからいいんだけどね。　あ、やっぱ、初心って感じなのかな？　そうそう、こういう事始めた頃っていうのは、焦ったくだったような気がする。　ってか、ゆっくりとやっていかないとネコの体に負担掛かっちゃうからねぇ。　あ！　そうだ！　そういう事だったんだっけー。　今日の撮りっていうのはこれから初体験をするであろうカップル達に教えて上げるっていうやつなんだから、ゆっくりって感じでいいのかぁ。　あー、変な所、納得してしまった。 　ま、とりあえず、こういう事っていうのは京平に任せた方がいいんだから、僕達は京平に合わせていったらいいんだもんね。