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初体験 ステップ24

 諒馬君は一旦息を大きく吐くと、一旦、履きかけていたズボンを履き直してカメラをしまっていた成都さんの所へ行ったようだ。  まぁ、そのままズボン履いてても良かったんだけどねー。 だって、折角履いたのに脱ぐハメになるんだしね。 ま、いいけどー。  僕と京平はベッドでイチャイチャしながら諒馬君と成都さんの事を待っていた。 だって僕は諒馬君の事を説得する事は出来たんだから、後は諒馬君が成都さんの事を説得してくれるのを待っているだけでいいのだから。  すると諒馬君は成都さんの所に行って話を始めたようだ。 時折、僕の方にも顔を向けて来ていた。  すると、やっと諒馬君は成都さんの事を説得する事が出来たのか、僕達がいるベッドへとやってくる。 「やっと、カメラ片付ける事が出来たから来たよ」 「なら、諒馬君の方も成都さんの事を説得する事が出来たって事だよね?」 「まぁ、説得したっていうよりかは……」  そう諒馬君は人差し指で頰を掻きながら僕から視線を逸らして、 「成都さんの方がやる気満々だったっていうのかな?」  その諒馬君の言葉に僕は思わず吹き出してしまっていた。 寧ろ成都さんがカメラマンをやってないで、出演した方がいいんじゃないかと思ってきちゃう。 だって成都さんは本当にそういう事が好きなんでしょう。 それでもカメラマンの方がいいのかな? って思ってしまう位だ。 「じゃあ、諒馬君を説得しないで、成都さんの事を説得すれば早かったのかな? って思うんだけどー」  気持ち的に頰を膨らませてまで諒馬君に言っておく。 「え? あ、いや……ちょ、分かったよ。 これから玲音に誘われたら直ぐにオッケー出すからさぁ」 「じゃあ、いいねー」  って、僕は思いっきり裸のままで言っていた。  ふふ……これで、仕事以外で他の人のプレイを見れる事になるって事だよねー。  そこも僕からしてみたら楽しみな所だ。 だって完全プライベートだよー。 普通じゃあ、出来ない事だしねー。

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