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初体験 ステップ32

 その僕の言葉に京平は再びクスクスってしてきて、 「分かってるよ……どちらかっていうと私の方も玲音の方を気持ち良くさせて上げたいからね」  そう言いながら京平は半身を起こして来て、ベッドの上へと座ると、僕の額へとキスをしてくる。 それから額や頰と顔中の色々な所に京平はキスをすると、僕の耳側で低く甘い声で、 「玲音……四つん這いになってくれないかな?」  と言ってくる。 何だか、そんな京平の言葉に顔を真っ赤にする僕。  え? でも、何でなんだろ? だって、いつもの京平と変わらないじゃん! じゃあ何で今僕は顔を真っ赤にしたんだろ?  その行動っていうのは僕自身でも分からなかったようだ。 でも本当に京平っていうのは何しててもカッコいいと思うからなのかな? とりあえず僕はそう思う事にした。  それから僕は素直に京平の言葉に従って、四つん這いの体勢になる。  なんかこの格好って……あんました事がないからなのかな? 気持ち的にわりと恥ずかしい格好なのかもしれない。 しかも気付いたら諒馬君と成都さんがヤってる姿が見れる位置だ。  人のヤってる姿を見れてしまう恥ずかしさと自分が同じ事をしてるという恥ずかしさと急になんかこう一気にそういう気持ちがきてしまったように思える。 きっと今までは京平の事を今日は気持ち良くさせて上げたいっていう一心だったから、恥ずかしいとかっていう気持ちにはならなかったのかもしれないのだけどね。  でも人間って不思議と恥ずかしいと思いながらも人のそういった行為っていうのは、あまり見れるもんではないのだから見てしまうっいうのかな? お化け屋敷みたいに怖がり見たさみたいな感じなのかもしれない。 しかも僕の位置からだとっていうのか、諒馬君もわざと見せてくれてるのかな? って感じになってくるんですけどー! こう成都さを後ろから抱えてっていうのか、成都さんの事を自分の方に寄り掛からせるかのように座って、こう成都さんの足を開かせてその膝裏を持って蕾の中にさっきの玩具入れて、それで成都さんは本当に気持ちよくなってるっていうのかな? こう体をビクつかせて、乱れてるって感じだからだ。  見てるこっちからすると興奮してくるって感じなんですけど……。 でも自分だって同じ事をしてもらおうとしているのにね。 益々、僕のモノが勃ってきて脈打ってきている感じになってきていた。 ついでに言えば透明な液体も滴り落ちてるって感じになってきたのかな? それでシーツに滲みを作ってるっていう感じになってしまっている状態でもある。 だって人のそういう行為見てるのもあるのだけど、新しい玩具にも僕は興奮しているのかもしれない。  京平が僕の蕾の入口をゆっくりと擦ってきてる……。 なんていうのか、京平っていうのは本当に優しくて丁寧にって感じなのかなー? だって、いつもやる前にそこを擦ってくれるんだもん。 そこ擦られると僕的には本当に気持ちいい感じ……。

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