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初体験 ステップ43

 そう思ったから僕は京平の方にチラリと顔向けてみる。 京平が僕の事を見て気持ち的ににやりとしている所からすると確実にそういう事のようだ。  僕は口から軽く息を漏らす。 勿論、京平には聞こえないようにね。  でも! それでも僕はそんな京平が好きだっていうのかな? ま、とりあえずもう今日はこっちに集中しようか? 「ぁ……ぁん! きょ、京平……」  そう僕はこれでも甘えたように京平の名前を呼んでみる。  そんな僕の言葉に京平は、 「……ん?」  という返事をしてくれている。 僕は京平の方に視線を向けて、 「ぁあああ……やぁ……気持ちいいよ……」  って更に可愛く言ってみた。  京平は少しビックリしたような表情をしたんだけど、こういつもと変わらない感じになったっていうのかな?  あー……でも、本当に気持ちいい……。 なんていうのかな? さっき京平が説明してくれたけど、まさに、そんな感じなのかもしれない。 この玩具場合、僕には『中』の強さがちょうどいいって事。 こう普通に乱れられる位って事かな? 『強』だと直ぐにイっちゃうっていう感じだったしね。  素直に体の方も反応してくれてるっていう感じだし。  って思いながら、諒馬君達の方に視線を向けると諒馬君達の方はもう諒馬君のモノを成都さんの中に挿れ始めたようだ。 成都さん事を四つん這いにして……あ、諒馬君の表情がいつもと違うのかもしれない……男らしい表情してるって感じなんだけど……。 腰を動かす度に出ている男らしい声に額から流れ落ちている汗。 今の諒馬君っていうのは僕が見てても惚れてしまう位なのかもしれない。 そうそう普段の諒馬君ってなんていうのかな? お調子者で頼りなくてボケてるっていうイメージなんだけど……成都さんの前では男なんだって思える感じなんだよね。  あ、やばっ……また、諒馬君の方に視線が行っちゃってたや。  だって、この僕が見惚れてしまう位なんだよ……自分の方に集中出来ないっていうのか……いや、そういう訳じゃあないんだけど……今の諒馬君はちょっとカッコいいって事。 それを言いたいだけなんだよね。 「もう、そろそろいい?」  そう京平が僕に聞いてくる。 「……ん」  って、僕は気持ちいいみたいな返事と承諾の意味でも京平に向かって返事をしておく。  すると今日はスイッチを入れたまま僕の中から玩具を抜いて行った。 ベッドの上で振動音を鳴らしている玩具。 今まで僕の中に入っていた玩具がベッドの上でくねくねと振動させながら動き回ってるのが、エロく感じる。  アレが今まで僕の中に入ってたんだもんね……。  京平はわざとそこに玩具を置いて僕の羞恥心を煽ってるのかな? 確かに、そういう意味でなら、十分それはそれで恥ずかしいんですけどー。  京平は僕の背後へと膝立ち状態になると僕の後ろの蕾部分を両方の指先で広げ京平のモノを僕の後ろの蕾へと擦り付けてくる。

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