それから僕はこううっとりとした表情で京平の事を見上げると、京平もそれが合図かのように腰を動かし始めるのだ。 　この体位だと、こう下から突き上げられているっていう感じで、 「ぁあん！　はぁああん！」 　いつもより気持ち良く感じるのは気のせいだろうか。　そう声もいつもより気持ち高い感じもするからだ。 　リズム良く突き上げて来る京平。　僕の腰ら辺を両手で掴んでしっかりと固定すると僕の体が上下に跳ねる。　背中が反り声もこうリズムかるにというのか京平の腰のリズムに合わせてって言った方がいいのかもしれない。 　もう汗で手が滑って京平の肩から僕の手が外れてしまいそうな位まで汗でぐだぐだにもなってきている。 「きょ、京平……ぁ……もう……」 　そう僕は反っていた顔を上げると京平の事を見上げ唇を重ねる僕。 　汗で潤っているのか、水分すら今はあまりとっていないのに潤っている京平の唇。　柔らかくてツルツルしてて気持ち甘くて完全に僕の方が京平にうっとりしてしまいそうだ。 「じゃあ、もう……はぁ……はぁ……」 　もう京平の方も今日は限界なのかな？　まぁ、撮影の時から今日は我慢していたのだから、まだまだ若い僕達にお預けっていうのはキツいよね？　じゃあ少し京平に意地悪な事していい？ 　そう僕は心の中で思うと京平の首辺りに腕を完全に回して後ろの蕾の入口部分に力を入れてみる。 　すると京平の顔が気持ち的にキツいっていう表情をしていた。 　ふふ……不意打ちって京平も弱いもんだよねー。 　だけど、それをした次の瞬間には逆に僕の方がヤバいっていう感じになったのは言うまでもないだろう。 　京平は本当に器用だ。　だって腰を動かしながら僕の体を舐めてくるんだもん。　そりゃあ、ずっとネコとしてやってきた僕はそんな事をされたら弱いに決まってる。 　本当にこういう行為って体に電気が走ったようだって言われるけど、本当に体に電気が走っているような快感が僕の体中を巡っている。 　だから、それが声になって出るって感じなのかな？ 　それからビクビクって体の方も反応するっていう感じなのかもしれない。 　でもさ……これは京平が上手いから全身からこう気持ちいい感じになれると思うんだけどね。　だから僕は安心して京平に身を任す事が出来るって事なんだし。 「ぅんん！　いやぁあん！　ぁああん！」 　本当に全身から気持ちいいっていう意味で震え出す僕。 「ぁあん！　もう！　もう！」 　って普通に撮影している時以上に僕の方も達くのが早かったのかもしれない。 　僕の方はそう切実に懇願しているような気がする。 　そんな僕に京平は気付いてくれたのか、一旦、僕の体を上げると京平の方は腰を動かして突き上げてくる。 「ふぅ……んんっ！……ぁあ！」 　後はもう京平に身を任せて、自分もイくだけだ。 　数回、京平が突き上げると、 「もう！　ほ、本当に……ぁあん！　ダメぇっ！！」 　と僕はそのまま京平のお腹辺りへと白い液体を放つのだ。 　京平の方は腰の動きを止めると、そのまま僕の状態でお腹の中へと放つ。　すると僕のお腹の中がじわりと温かくなったのが分かった。