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初体験 ステップ66

 すると京平は僕が両手を広げてる意味を分かってくれたようで、僕の所へと来てくれたのはいいのだけど、京平は僕の前で跪くような格好で腰を下ろすのだ。 そう僕が浴槽の縁に腰を下ろしたという事は、京平の方は座らないと僕に触れられる事が出来ないからであろう。 だけど今度は僕が座る事によってさっきまで出来なかった事が出来るようになる訳で……京平は僕の唇に唇を重ねながら胸の突起へと指で触れてくる。 それに反応してしまう僕の体。 そうもう僕の体は京平に触れられただけでビクリとしてしまうのだ。 「ん……きょ、京平……」  そう僕の方も甘い声を出し始める。 だって胸の突起だって僕からしてみたら弱い部分でもあるんだしね。 そして京平は片方は指先を使って摘んできて、もう片方の突起の方は今まで重ねていた唇を下へと移動させて勃ってしまっている胸の突起へと触れてくる。 「ふぅ……んん!」  それだけでも僕の方は首だけを逸らせてしまっていた。 もう、そこは仕方ないよね……だって人間っていうのは快感に素直なんだから。 しかも気持ちいい所を好きな人に気持ち良くしてもらっているのだから当たり前っていうのかな?  暫く京平は僕の胸の突起を舐めたり摘んだりをしてくれて僕に刺激を与えてくれるのだ。 本当に京平っていうのは、絶対に僕には痛い事はしない。 だから、そういう所も好きだ。 やっぱ、そういう所でも相性っていうのはあると思う。 やっぱ痛いのが好きっていう人にはそういう相手の方はいいんだろうしね。 気持ちいいのが好きだっていう人には気持ちいい方がいいんだろうしね。 「ぁん! やぁあん! きょ、京平……ぅん……気持ちいい……っ!」  すると再び僕の腰が勝手に揺れ始める。 それと同時に後ろの蕾の方もヒクヒクっていう感じにもなってきていた。 さっきから僕のモノの方だって透明な液体が溢れてて……と思っていたら、急に自分のモノが何か温かいものに包まれたような気がする。 「ん……」  と思って僕は自分のモノの方へと視線を向けると、どうやら京平が僕のモノを口に含んでいたのだ。 そう僕の所からは京平の後頭部しか見えてないのだから、そこは想像でしかない。 いや京平が顔を俯けて自分のモノが生温かく感じているのなら絶対にそういう事だっていう事が容易に想像出来る。  なんか久しぶりに、そこを舐めてくれていると思うのは気のせいだろうか。  そこを舐めたり口に含まれたりされると、こう何で気持ちいいんだろ? 性感帯だって言われてしまえばおしまいなんだけどね……まぁ、性感帯と言えば性感帯なんだけど……だから気持ちいいっていうのかな?  こう誰かの中に挿れてるっていう感じがするからなのかもしれないな。 人間だけがこういう行為をする事で快感が生まれる生き物なのだから。

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