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第7話

「はーっ、はーっ……あっ!ちょっと待って!まだ動かないでっ……!」 イッたばかりなのに、ヒロは俺の息が整うのも待たずに律動を再開させた。向き合った状態でできる限り奥を突いてくる激しさに、あわや振り落とされそうな錯覚がして、必死でヒロの太い首に齧り付く。 やっぱりさっき全部服を脱いでおくべきだった、と思った。直接肌と肌を合わせたいのに隔てる布が邪魔すぎる。 「待って!そんなしたらまた、イッちゃうからぁぁ!」 「っ何回でもイッていいぞ!」 「そんなのやだっ、あっ、あーっ!!」 今度は性器からは何も出さず、脳でイッてしまった。こうなるともう本当に気持ちいい以外何も考えられなくなるから嫌なんだけど。 俺を二度イカせてもヒロは全くイク気配がなくて、俺の肉壁に何度も何度もしつこく擦り付けてくる。前立腺、奥のイイトコロ。 ……もう、どこを擦られても気持ちいい。 俺はいつの間にかソファに倒されてて、片足はソファの背もたれに掛けられて大股開きになり、上からガツガツと突かれていた。 俺はもはや人形のようにされるがままで、意味の為さない言葉で喘いでいた。あまりにも激しくて、ソファが壊れてしまいそうだ。 もうだめ、だめ、せめて俺の意識があるうちにイッて、ねぇヒロ、おねがい。 そんなことを考えていた、気がする。 「アユム……ッイク!!」 「ぁっ、あふっ……」 ドクドクと、俺のナカに熱いものが迸った。聞こえたわけじゃないけど、そんな感じ。 今まで俺のナカに出したくても出せなかった分の精液と、ヒロの俺に対する愛情がすべて、注ぎ込まれたかのような……。 「はぁ、はぁ、アユム……好きだよ……」 俺の意識があるうちにイッてほしいという願いは届いたみたいだけど、そこから俺の意識は途絶えてしまった。 俺もヒロが好きだよって、ちゃんと伝えたかったのに。 * 気付いたとき、目を開けた先には見慣れた天井と照明があった。どうやら意識を失ったあとベッドに運ばれたらしい。 「あ……アユム!大丈夫か!?ごめんな、久しぶりなのに無理させてっ……!」 「俺、どのくらいオチてた?」 「一時間以内くらいかな。身体は拭いたけど、起きれるようなら後で一緒に風呂に入ろう」 「うん……水、欲しい」 ヒロは優しく俺の身体を起こすと、ペットボトルに入った冷たいミネラルウォーターを飲ませてくれた。さっきかなり汗をかいてしまったために喉はカラカラで、俺は少しずつ、半量を一気に飲み干した。 「ぷはぁ……」 「いい飲みっぷりだ。よっぽど喉が乾いてたんだな」 「うん。飲ませてくれてありがと」 さすがに水くらいは自分で飲めたのに、最後まで飲ませて貰っていた。 「いいんだ。セックスのあとにアユムをとことん甘やかすのが好きだから」 「……うん」 知ってる。だから好きにさせたんだ。

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