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 彼の骨張った3指が鉤を作り、僕の肉の中にひそやかに膨らんだシコリを幾度も幾度も執拗に引っ掻き剔り、捏ね回した。  僕は喉を痙攣させ、酸欠に陥る。  気をやることを赦されない拷問は僕を狂わせた。  激しい指淫は僕を内側からひっくり返し、内蔵総てを引きずり出し兼ねない勢いで、僕の中を出たり、入ったりした。  指では届かない一番奥が疼く。  僕の痙攣は全身に及び、半ば白目を剥いた目からはぼろぼろと涙が零れ、口からは嚥下しきれなかった唾液が頬を伝い耳へ伸びる。  目の前に死が在る。  僕はこのまま悶死する。  のけ反ったまま押し寄せる射精感に腰を震わせた。失禁しそうだった。  「ぁ゙――――――――!!!」  彼の指が深く強くシコリを引っ掻き、彼の唇が緩んだ。  僕は躯をしならせ、射精と同時に意識を失った。

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