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 「!!!」  僕の口は音の無いまま大きく開かれた。  彼の唇が僕の根本を戒める。  舌先が刺激を続ける。  含められた指の本数が増し、僕の下腹部で射精感がのた打った。  「ぁ゙――!ぁ゙――――!」  掠れた愚かしい悲鳴が口から迸しる。  ずちゅっずちゅっずちゅっ  と、水音を立てる後腔の方が余程多弁だ。  其の音も次第、饗を極め、ぐちちちっと速度を増し何の音か判らなくなる有様。  僕は両の眼と、唇を限界まで開き、ガクガクと意味の無い痙攣を起こした。  動物の末期だ。  痙攣し、口を叫びに象る。  腹の底から歓喜とも悲痛とも取れる悲鳴が沸き上がるが、声はでない。  声は無いが今正に僕は絶叫していた。

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