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特別番外編 「君が消える日」16※

「もう……降参‍?」 雅紀が顔をあげて小首を傾げる。 ……すっげー可愛い。とか言ってる場合じゃねえっ 暁はがくがくと頷いて 「な、それ以上は、無理。イっちまうって」 「ん……いいよ、イっても」 雅紀は愛らしく首を傾げたまま、指先をくにゅくにゅと動かす。 「やだっ。ちょっやめっろ」 下腹を走る甘い痺れに、暁は息を詰まらせて、切羽詰まった声をあげた。 雅紀はいきり勃つ暁のものを、じっと見つめてから、またぺろぺろと舐め始めた。 さっきから、この生殺しみたいな気持ちいい拷問が続いている。雅紀は間違いなく、変なスイッチが入ってるに違いない。まるで天使みたいな顔をした小悪魔状態だ。 「……な、な、マジで。限界。もう、出ちまうから、な‍?」 暁が震えながら訴えると、雅紀は舌をちょこっと出したまま、暁の顔を見つめた。 ……いや、だから~可愛いっつーの。その顔やめれっ 「……イきたい‍?」 「違うっおまえん中、入りてえのっ」 雅紀は眉を顰めて、うーん…と悩み顔になり、 「……見たい……俺。暁さんが、イくとこ」 ……うわーん。今日の雅紀、超絶意地悪じゃん。くそっ 「……っんじゃ、イく……ぞ?」 「うんっ」 雅紀は嬉しそうに頷いて、暁の屹立をぱくっと咥えた。根本を指で扱かれて、口できゅうきゅう吸われて、暁の熱が一気にあがる。 ……っあっっく……イくっっ 暁は低く呻いて、とうとう堪えに堪えた熱情を開放した。 ……ぁあっすっげーーー……いいっ あまりの気持ちよさに、頭の中が真っ白になる。 暁はびくんびくんっと震えながら、雅紀の熱い口の中に、己の欲を吐き出した。 「……暁……さん…‍…?」 イった後の気だるい心地良さに、放心していたら、覗き込んでくる雅紀と目が合った。暁は手を伸ばして雅紀の頭を抱くと 「すっげー……よかった……おまえの、フェラ」 雅紀は恥ずかしそうにはにかんで 「ん……。すっごい気持ちよさそうな、顔してた。暁さん」 「……もしかして……飲んじまった‍? 俺の」 雅紀はきゅっと顔を顰めて無言で頷く。 「ばーか……。吐き出せよ。美味くねえだろ、んなの」 「ふふ。暁さん、俺がダメって言ってもいっつも同じこと、するでしょ? おあいこです」 暁は、苦笑して雅紀の唇にちゅっとすると 「あーぁ。おまえん中、入りたかったなぁ。今日のおまえ、めっちゃ意地悪だし」 暁のぼやきに、雅紀はちょっと目を丸くして 「え……俺、意地悪‍ですか?」 「だってそうじゃん。入れさしてくんなかった……」 雅紀は不思議そうに首を傾げると 「もちろん、次は、俺ん中ですよ? 今日は俺が、暁さん、気持ちよくする日だし」 きょとんとしている天使の顔を、暁はまじまじと見つめた。 ……うわぁ……。こいつ。今夜は俺のもん、徹底的に絞り取る気かよっ。

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