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特別番外編『にゃんにゃんにゃんの日』13※
「くっ」
「ああっ……んっ」
溜まりきった灼熱が、一気に弾けて雅紀の中を濡らす。秋音は呻いて、雅紀の身体に縋りついた。どくんどくんと脈打つ自分のものが欲情を吐き出す度に、雅紀の中が最後の1滴まで搾り取ろうとでもするように、ぎゅっぎゅと収縮した。
……ああ……っすごいっ
熱を放出する瞬間の、全身の毛穴がぶわっと開くような感覚が堪らない。この瞬間は理性も思慮も全て吹き飛んで、ただひたすら欲望に忠実な獣になれる。
雅紀の熱と自分の熱が混ざりあって、どろどろに溶けてひとつになれる。それは恐ろしく幸せな錯覚だった。身体だけでなく心も溶け合い満たされていくような。
「ぁ……ぁ……んんんぅ」
熱い飛沫を流し込まれ、秋音の熱に押し出されるようにして、雅紀も再び達したらしい。
強烈な一体感にくらくらしながら、秋音はしばらくの間、雅紀の身体を後ろからぎゅうっと抱きしめていた。
「……ぁきと……さぁん……?」
雅紀がか細い声で自分を呼ぶ声に、秋音ははっと我に返った。不覚にも少し意識が飛んでいたらしい。秋音は慌てて気怠い身体を起こして
「ごめん。おまえ、潰してしまってたな」
雅紀はもぞもぞしながら振り返り、ふにゃんと頬をゆるめた。
「だ……ぃじょぶ……おれも、飛んでたから」
喘ぎ過ぎてちょっと涸れた声で雅紀がおっとりと呟く。相変わらず蕩けた表情だが、目の焦点はしっかりしていた。ようやく媚薬の効果が薄れてきたらしい。秋音も思わずふふっと笑うと
「おまえ、煽り過ぎだ。おかげで途中から理性が完全に吹っ飛んだよ」
秋音の苦笑混じりのぼやきに、雅紀は目を丸くして
「へ……煽った?俺が?……そんなこと、してないし」
「なんだ。覚えてないのか?おまえ、凄かったんだぞ」
秋音は雅紀の身体を抱き起こして、向かい合わせに座ると
「身体が熱いから、ぐちゅぐちゅしてくれってな」
言いながらぐいっと引き寄せる。雅紀は顔をじわっと染めて
「言って、ないっ。……そんな……っ……こと……」
必死で否定する声がどんどん小さくなっていく。薬で正体をなくしていても、どうやら身に覚えはあるらしい。
「言ったよ。すごく……エロかった」
雅紀は、秋音の腕の中でもじもじしながらうーうー唸って
「俺……どうしちゃったんだろ……なんか……身体がすっごく熱くて……変になってて……」
だんだん沈んだ声になっていく雅紀に、秋音は宥めるように優しく身体を揺すって
「チョコレートだ」
「……へ?」
「どうやら一服盛られたらしいな。祥悟くんに」
腕の中からひょこっと顔を出し、秋音の顔を見上げる雅紀の目が驚きに見開かれていく。
「祥悟……さん? チョコ……?…………あっ」
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