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第22話
「ココ、水掛けるから痛いと思うけど一緒に頑張ろうね?」
「ぅん…」
ココを膝の上に抱き、少しずつ水を掛ける。
びくっとココの体が震えた。
「痛い?」
「…いたく、ない……??」
キョトン、とした顔でココが呟く。
「へ、?」
痛くない!?
傷口に水を掛けているのだから痛いはず。
ココを見る限り嘘をついているようには見えない。
「そりゃそうよォ。アナタ、祝福されてるモノ」
パッと振り返るとリサとは違う妖精が近くの石に座っていた。
エメラルドグリーンのよく思い浮かべる羽のついた可愛らしい姿だった。
「…君は、」
「アタァシ、サーラって言うノ。よろしくね〜祝福のコ」
黒曜石の瞳を細め、妖精はニッコリと笑った。
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