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夏の祭典1
結果だけ言うと、新刊は3冊出す事になったし、アクスタもアクキーも3種類ずつ出すことになった。
流石に立体物にまで手は回らなかったが、翔と命にはフル稼働で作業してもらって先程データで入稿を終えることができた。
「新刊とアクスタとアクキーが出来上がってきたら、翔にも渡すでござるな!」
「とってもうれしいのですが…流石に眠いです」
「徹夜作業も禁止にしてたのに、部屋から出てないからでござるかね?」
「そうだと思います。ジャンクフードにエナドリキメてたから体調おかしくなりましたよ」
「命は早々に寝たでござるよ?翔も寝たほうが良いのでは?」
気分転換で外を見たらしい翔が目を擦っている。
徹夜作業もしないようにはしていたのだが、どうしても忙しいので食事も宅配ものが多くなっていたのは事実だ。
疲れたらエナドリも飲んでいたようだから尚更体調は絶好調とはいかないだろう。
俺1人だったら徹夜で仕上げていただろうが、もっと時間がかかっただろうし翔と命には感謝だ。
とりあえず印刷所には入稿を終わらせてあるので、後は印刷物の一部を家に搬送して貰ってから残りは会場へ直接搬入する手筈になっている。
翔は大きなあくびをしながら命が寝ているベッドにもぐりこんだのを見届け、俺はコーヒーを飲みながらSNSへの告知やら残りの作業をした。
「本日、脱稿のお祝いとリフレッシュを兼ねての撮影しまーす!」
「は?」
俺も仮眠を終えて3人で遅めの昼食を取っている時に、リフレッシュを兼ねて性欲も発散させてやろうというサービスのつもりで言ってみたのだが翔は驚いた顔をしている。
俺が拍手をしていると、命は嬉しさからなのか俺の事をチラチラと見てくるがあえて無視していた。
原稿中だから無理と言ってここ数日命には一切触れず、命が1人でしていても相手もしない。
だからなのか命が期待のこもった目で見てくるが当然無視だ無視。
「パパさん…ワーカーホリック過ぎませんか?今日位はおやすみしても…」
「しょうちゃんは黙ってて!」
「はっ、はいっ!」
翔はこの原稿合宿の前にも撮影をしているからなのか、せめて今日は休みでもと言ってくるがそれを命がすごい剣幕で遮る。
まぁ毎日性的刺激が無いと駄目な命と違って、翔はそこまで性欲の処理をしなくていいからの食い付きの違いなのだろう。
それにしても命とセックスできるのに、何が不満なのだろうか。
むしろ食いついてくると思ったのにと不思議に思う。
「もしや翔は乗り気ではない?」
「あぇ…えっといえ…そんな事は…」
「仕方がないでござるなぁ」
俺は一旦立ち上がり寝室に向かう。
クローゼットから1つ箱を取り出して小脇に挟み、必要な物を数点箱の中に入れるとリビングに戻る。
命は俺がリビングに戻るなり、小さな子供の様に椅子の上に立ち上がり体を揺らして今にも机の上に登りそうな勢いだ。
そんな命を見て、倒れないかと翔が横でオロオロとしていた。
「取り敢えず、命は危ないので座るでござる。そして、今日の衣装はこれでござる!」
漫画だったらここでバーンという効果音が入っただろう。
俺は箱から衣装を取り出すと、翔の前で広げてみせる。
懐かしのスタイルの体操服で、胸元には無地のゼッケンが予めついていた。
下はブルマなので、ブルマだけを広げて見せる。
衣装を見た命は椅子の上からぴょんっと飛び降りて服を脱ぎ始めた。
気が早いなと思っていたが、俺は箱からこちらも商品の可愛い柄が施された前張りと滅菌ガーゼを取り出すと命に渡す。
「み、みことくん!あっち!あっちで着替えよう?」
「何で?どこで着替えてもすることいっしょでしょ?」
「そうなんだけどー!!」
「諦めるでござる」
オロオロと命に近付く翔に、当の本人は当然の様にすっぱりと言い放つ。
正論と言うよりは事実なので仕方がない。
演者の命に、撮影者の俺、スタッフ兼演者の翔しか居ない空間で恥ずかしいも何もないだろう。
しかもこの部屋は高層階の一室なので外からも見えない。
そうこうしている間に、命はバリバリと音を立ててガーゼのパッケージを開けて小さく畳むと下半身に当ててガーゼを押さえながら前張を器用に貼っていく。
その上からブルマを履くと、今度は前張とセットになっていたニプレスを胸に貼り付けた。
「ゼッケンは無地のままで後で加工するか…」
「きればいい?」
「そうだな」
俺がゼッケンに文字を入れるか一瞬悩んだが、後で画像加工する時に一緒に文字入れなどもすればいいかと思い至ったのでそのまま命に渡す。
モソモソと上着も着たところで、ハイソックスを履こうとしている命を止める。
そのまま後片付けなどそっちのけで命を抱えて撮影部屋に向かう。
「この椅子の上でハイソックス履いて」
「わかった」
撮影部屋にあるベットとは反対の壁際に椅子を置いて、ライトを点灯させ、そこでハイソックスを履くだけの写真を撮っていく。
命も慣れたもので写真映えするようにポーズをとる。
ハイソックスが履けたら、今度は体操服を前後で撮っていく。
商品ページの写真なので細部まで分かるように色々な角度から写真を撮った。
「はい。じゃあ、次はブルマのクロッチ部分を取り外した写真ね」
「はーい!」
「え!そこ外れるんですか?」
命がブルマを脱ぐとクロッチの部分を取り外した。
それに翔が驚いているが、命は気にせずもう一度ブルマを履く。
クロッチ部分が無いので、当然局部が丸見えになるのだが見えてもいい様に前張をしているのでそのまま撮影を続ける。
「はい。OK~!」
「博光さんまえばり外せばいい?」
「どうする翔?できる?」
「え?」
何枚か写真を撮るとカメラから顔を上げてOKを出した。
命は俺のそばに来てカメラのモニター少し確認するとこの先の展開を期待して俺の手に自分の手を重ねてくる。
それに気が付いていたが無視をして翔に声をかけた。
その事に明らかにムッとした表情の命の事など気にせず俺は足元に置いていた箱から玩具を取り出す。
「好きそうでしょ?」
「いや…こういうの好きですけど…」
無理矢理翔の手に握らせた玩具は尻尾付きのアナルプラグで、尻尾の先端にはテグスが着いている。
アナルプラグも取り替えができる様になっていてお手入れがしやすい様になっている優れものだ。
命には大きな鈴がついたいかにもアニメチックな首輪を渡す。
鈴の大きさの割に音は小さいので、動かしてもチリチリとしか鳴らない。
煮え切らない翔の手を握り、いそいそと首輪を着けている命の側に立たせ撮影を続ける。
「じゃあ、そのアナルプラグをローションつけて命に挿入して」
「う…命くんいいの?」
「仕方ないから翔ちゃんで我慢してあげる」
動画用にも別のカメラを準備していると、命が翔に向かって仕方なさそうに手を組んでため息をついた。
端から見ると、明らかに命の方が翔より背が低いので子供に怒られてる様に見えて面白い。
スマホを取り出してその場面を写真に納め、翔の保護者(笑)である玲ちゃんにその写真を送っておく。
一応後のお楽しみという事でアナルプラグは映さないでおいた。
「じゃあ、命は椅子に浅く腰かけておしり付き出して?後ろからも撮るよ」
「はぁい」
乗り気じゃない翔の事は無視して命を椅子に座らせた。
不満げに返事をしたが、椅子に座った写真も何枚か撮影しているのを見ていよいよ翔も覚悟を決めた様だ。
俺にしてみれば今日はやけにぐずるなと思ったが、原稿を手伝わせた関係でムラムラでもしてるんだろう。
「好きにしていいんだぞ」
「うっ…しょうちゃんはやくぅ」
おもむろに椅子の前の床に座った翔は手にローションを垂らして命の孔に手を掛けた。
前張は孔の部分は避けるように張られていたので遠慮なく翔は指を挿入する。
俺に言われなくても胎内の温度を確かめる様にゆっくりと指を動かしているのかくちゅくちゅと音が聞こえはじめた。
写真を撮っていた画角からだと翔がかぶってしまって詳細が分からないので、横にずれてカメラを設置する。
命が指の刺激に軽く腰を浮かせて更に翔に腰を付き出した。
「うぁ…すごぉ。おっき」
「ほら翔。尻尾のテグスを首輪のパーツに繋いで」
「はっ、はい!」
俺が指示しなくても命にアナルプラグを埋め込んだ翔に指示を出し、アナルプラグに尻尾を取り付けて首輪のパーツに取り付けさせた。
テグスに引っ張られた尻尾が絵に描いた様な曲線になる。
そういえば猫耳を着けていないなと翔にそっと猫耳を渡すと、躊躇なく命の頭に取り付けた。
「犬耳もあるぞ。翔はどっちがいいと思う?」
「しょうちゃんこれ動くの?」
「あの…あの!」
椅子の上で翔の方に向き直った命が片足を椅子に掛けくいっと孔の縁を引っ張って見せ付ける。
そんな翔の後ろから声をかけると、翔は軽くパニックになっているらしくフルフルと首を振った。
俺も命も示し合わせた様にクスクスと笑う。
「しょうちゃん?いぬみみもみたい?」
「命く…んっ」
椅子の下に居た翔の顔を手で挟んだ命の顔がどんどん翔に近付いていく。
遂に口が重なると命が舌を入れたのが分かる。
命が口を離すと、つぅっと命と翔の間に唾液で橋ができた。
俺に抱いて貰えないと分かると、翔を便利な肉棒として利用しようと考えたのだろう。
ペロリと唇を舐め、体操着の裾をゆっくりと持ち上げる。
その動きに釘付けの翔を見て命がニヤニヤと笑う。
「えっちする前にお仕事だよしょうちゃん?」
「そ、そうだね!」
裾を戻した命がわざとにこにこと翔に言うと、明らかに残念そうにした翔はこちら側に来た。
プラグが挿入された状態の写真を撮り、その後クロッチを戻してクロッチの隙間から尻尾を取り出した写真も撮影する。
尻尾のパーツを犬や兎や狐等に変えて耳も着けて何種類か写真を撮った。
「しょうちゃんはどれが好きだった?それつけてあげる」
「えっと…猫か…な」
ぐいぐいと手を引っ張って命が翔をベッドに連れていく。
翔のリクエストを聞く気になったのか命は猫耳に大きな鈴が付いた首輪を装着する。
ぼんやりそれを眺めていた翔をベッドに押し倒し、翔の腹の上に馬乗りになった。
「じゃあ、ごびはにゃあの方がいい…うっ…かな。いろんなポーズしてたらお腹の中のアナルプラグ動いて、欲しくなっちゃった。おっぱいも舐めたいよね?」
「いいの?」
「仕方ないから舐めさせてあげる」
遂に体操着をめくりあげて胸を露にした翔がごくりと生唾を飲んだのがファインダー越しにも分かる。
パッと見年下にリードされている様に見えなくもないが、これが同じ歳なので人体の不思議だなとどうでも良いことを俺は思いながらSDカードを新しい物に変えるのだった。
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