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仕返し
覚悟を決めて、こいつが納得するまで、とことん付き合ってやろうと思った。
「んっ、んぁ……!」
ぺちゃぺちゃと人の口を好き勝手に貪りやがって。
半ばやけくそになった俺は、無理やりキスされた仕返しと言わんばかりの、熱烈な口付けで反抗する。
「あぅ、ん……っ、んぐッ、はふ、んむぅ……っ!」
やつの髪をかき回すように撫でながら、舌を絡めて、食べるみたいなキスをする。
体重をかけてがっつくと、俺の重みと勢いに耐えられなかったやつが後ろにのけ反っていき、口の周りが汚れるのにも構わずに、そのまま深く、長くてしつこいキスをお見舞いした。
「っんむ、んぅ……んっ、ぁ、は……っ、ぁ」
「……まだ足りないかよ」
「あ……っ、あぁっ、やだ、おれぇ……っ、勃たない……っ!」
「っは……?」
「きもち……、のに、勃たねぇよぉ……!!」
長くねちっこい口付けのせいで息を弾ませながら、急にぼろぼろと泣き出したやつに、俺はちょっとびっくりした。
そりゃあ、あんだけ飲んだら普通は勃たないだろ。
俺は飲んでも正常に機能する質だけど、それって珍しいくらいだし。
「やだ、くるし……たすけて、ひっ、ぅ゙」
アルコールのせいで色んな意味で箍が外れているのか、嗚咽を漏らしながら泣きわめき、ついには俺の股間にぐりぐりと急所を押さえつけてくる。
……それは、やばい。
やつはまるで豹のような引き締まったしなやかな身体つきで、男から見ても羨ましい体型をしている。
そんな相手が腰をくねらせ誘うような動きをしてくるこの現状は、やばい。
ジーンズの上からでも、そいつのふにゃチンが力任せにごりごり当たって、さすがに俺まで勃ちそうだ。
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