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第1話 連休もパリピしたい
これで何度目だろうか…女にフラれたのは。
まぁいいさ、慣れてるからな。
ただ、連休前にフラれて暇になるのだけは解せない。
俺、庄司将人 は自分で言うのもなんだがイケメンといわれる部類だ。
この男らしい体格と爽やかな笑顔と抜群のコミュ力で生きてきた。
お陰さまで中学から彼女に困った事はないし、大学でもモテるが…長続きしないのがお決まりだ。
向こうから言い寄って来るので調子よく相手してやると、そのままベッドインして自動的に彼女になってるのが高校からのパターンだ。
まぁ、そんな好きでもないから適当に相手してるとフラれる。
それもお決まりだ。
そんな訳で、このイケてる俺様が連休にひとりなんて体裁が悪い。
他のヤツだと彼女にフラれたとからかったりしてきて面倒なのと、少しのプライドが傷つきそうだった。
なので、友人と呼べる奴らとは連休終わるまで会わない事にした。
「おいコラッ尚 ー!!起きろ、出かけるぞ!!」
俺は勝手知ったる幼なじみの藤巻尚 の家に上がり込んで、ベッドで布団にくるまっている男から布団を取り上げた。
「将人…寒い…」
エアコンからの冷気に身震いした尚は、恨めしそうに俺を見た。
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