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にしても、二十二歳か。若いな。 「どのくらい生意気なの?」 「アタシのことを『気持ち悪い』って言ったのよ! 生意気よぉ!」 「……正直なんだよ」 瀬島がそうフォローする。 橙里もここに初めて来たときは幹の言葉遣いに驚いたので、仕方ないとは思う。でも、それを口に出すということはかなり生意気というか性格が悪いのだろう。 「でねえ、そのコに色々教えてあげないといけないんだけど、桐野ちゃんは軽すぎるし、蒼樹くんは優しすぎるでしょ?」 「確かに」 「だから、二人に色々教えてあげて欲しいのよー!」 「……え……」 ──僕とこの人(瀬島さん)で? 「だって、海景ちゃんが一番長いしももちゃんはしっかりしてるでしょ? 丁度いいじゃない!」 「待って。軽くオレのことディスってない?」

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