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第4話
「はい」
それからホストは空斗を呼びに行った。
ほどなくして空斗がガイ達の前に現れた。
「初めまして空斗です」
空斗はそう言うとその男感のある美貌に笑みを浮かべた。
黒髪で日本人らしい黒い瞳の持ち主の空斗は人気No. 1の売れっ子ホスト。男も入店していいホストクラブ、ローズガーデンで働くゲイの空斗はガイの美貌を見るや否やその口を開いた。
「お客さん超カッコいいですね」
その時、生空斗の美貌に魅入っていたガイは我に返った。
そしてその口を開いた。
「そらと、けっこんしよう」
その時、シックスは胸を誰かに刺された様な感覚を覚えた。
?何だこの痛み…。シックスがその首を傾げた直後、空斗がその口を開いた。
「あははっ面白い冗談ですね」
「じょうだんじゃない」すかさずガイが言った。空斗は沈黙し刹那、シックスがその口を開いた。
「ガイ、初対面の人になんて事言うんだ、すみません空斗さんコイツ悪い奴じゃないんですけど、箱入り息子で常識が…」
「わかりました」
シックスの言葉を遮るようにそういうと空斗は再びその顔に笑みを浮かべた。
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