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第2話
俺の名前は『春日 励 』
国内1名門高にかよう1年だ。
俺の父はかの有名な『春日 法律事務所』の『春日 治彦 』弁護士で彼にかかれば負ける裁判などはないとされている。
俺はそんな父に誇りを持っており尊敬してる。
そして俺は父を目標に日々精進している。
母は俺が中学の時になくなってしまった。
原因は俺。
そんな母のためにも頑張りたい。
そう思い、今日も学校終わりに塾に通っていた。
「あ!春日くん。今日も会ったね~♪」
そう言い寄ってくる女。それにつられ何人か人が集まってきた。
「ほんとすごいよね。
中学の時から学年トップの成績を修めてて高校では新入生代表の挨拶までさ。
なのに毎日欠かさず塾にいってて
αのエリートさんなのに頑張り屋だよね。」
「そんなことはないよ。
俺はただαってだけで名誉が与えられることを好まないし、それに父の名を汚したくないだけだから。」
そう。俺はαの父のもとに生まれたαの春日 励
そういう設定だ。
「そういえば今日の授業も体育には出てなかったな。なんでだ?
俺にはそんなことする必要ないってか?」
そう男が質問する
だが、
「半分正解かな。
確かに基礎体力は必要だけど弁護士にそれ以上は必要ない。
だからその時間を法について勉強してるだけだよ。
時間を無駄にはしたくないからね」
「さすが。エリートは時間の使い方から違うわ」
そう。俺の家庭はお金には困らない。
だから基礎体力を補うためだけに家には家庭教師がくる。
いや、くると言うより住み込みでいるの方が正しいか。
そしてそれ以外が必要ないわけではない。
できないのだ。
なぜなら俺は
Ωだから。
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