(どうしたらいいんだろ。) 湊は悩んでいた。 この先の自分のすべきことは何かを。 どうすべきなのかを。 本当はどうすべきなのか答えは出てる。 でもその答えをまだ受け入れられないだけだ。 本当は分かっているんだ。 もう逃げられないところまで来てしまったのだと。 湊はその後も出ているはずの答えを探し続けた。 それ以外の答えなど出るはずもないのに。 そして疲れがピークに達した時、パタリと侑舞に覆い被さるようにして眠りについた。 手元を見れば2人の手はギュッと繋がれていた。 固く強く。 その結びが表していた。 きっとこれからも、2人の関係は揺るがないだろうとーー