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その熱にこの身を溶かす_秀次05

 腰を下ろすと、俺にキスをする。舌が絡み合って、きもちよくて蕩けそうだ。 「んぁっ」  身体を撫でるごつい手。俺、好きなんだ、総一さんの手。  それが胸に触れ、乳首を摘まむ。今日はいつもよりもすげぇ感じるわ。 「秀次、感じるようになったんだな」  初めは痛いだけだったのに、総一さんの事を考えて自慰をするときに弄るようになったら、気持ち良く感じるようになったんだ。 「弄れば、気持ちくなるって、いった」 「自分で弄っていたのか。それ、見たかったな」  舌先が乳首を弄り、それを咥えて吸い上げる。 「ひゃっ」  それ、やばい。もう片方も指で弄られて、もっと感じたくて胸を張るように身体を反らす。  下も膨らんでパンパンしてるし、汁が流れ落ちてるし。  こんな姿を俺ばかり晒してさ、ずるいじゃん。総一さんも見せろって。 「総一さんも脱げよ」 「そうだな。見ても引くなよ」  え、もしかして大きなナリして小さいとか?  まぁ、そんな事はねぇよな、うん、一瞬でも思った俺が馬鹿だった。 「立派なものをお持ちで」 「はは、照れるな」  いや、照れるとこじゃねぇから。 「あのさ、それを俺の中にいれてぇんだよな?」 「まぁ、秀次が良いと言ってくれるなら」  無理だろ、こんなの入る訳ねぇよ。 「そんな顔をしないでくれよ。解っているから」  あ、顔に出てたか。 「悪い。入れられるのなんて経験ねぇし。尻に突っ込むんだろ?」 「そう。調べたのか」 「あ? まぁ、ちょっと興味が……」  葉月と神野が付き合っていると聞いて、調べてみたんだよな、男同士はどうやるのかって。  どっちが女役なのか知らねぇけどさ、痛い思いをしているわけだろ? 「俺とこうすることを考えてくれたのか」  いや、あの時は俺らの事は考えてなかった。だから興味本位で調べられたんだ。 「あ、いや」 「それなら、誰とする事を考えた」  目を細め俺に顔を近づけてくる。  もしかして妬いてる? 「違うよ。葉月が男と付き合ってるって話を聞いてさ、それで……」 「へぇ。で、どういう風にやるって書いてあった?」  俺に教えてよ、そう耳元で囁く。 「ひゃ、総一さん、知っているんだろ?」  わざわざ聞くなよ、そんな事! 「秀次の口からききたいなと思って」  教えて、と、手が太腿に触れてゆるりと撫でた。 「男のアレを、尻の中に……」 「こんな感じ?」  尻に何かがはりこむ。 「ひやぁ、何」  きもちわるい。 「や、総一さん」  出して欲しくて身体を動かすが、 「男のアレを入れる前に、ここを指で慣らしておくんだ」  と総一さんに跨ぐように抱き寄せられて、互いのモノが触れ合う。

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