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第41話 下痢

 鎖骨を軽く噛まれ、舐められました……。  ここは、「やめてください、気持ち悪いです」というところのはず。ところが僕の口からは喘ぎ声しか出てきません。  すっかり気を良くした柾木さんは、僕をベッドの方へとエスコートします。でも、そのベッドには既に言葉の通じない人がいますが、どうすればいいのでしょうか。  ぐいっと、手を引かれジェフと呼ばれている外国人の上に倒れ込んでしまいました。  「あっ」と、驚いた声を上げたと同時に上から征木さんがのしかかってきます。  完全に具ですね。ええ、おにぎりだか、サンドイッチだかわかりませんが。僕は、具の位置です。二人に挟み込まれています。  「あのっ、こ、これって?」  「ん?同時には突っこまないから大丈夫だよ」  柾木さん、そんなことは聞いてません。というより、そんな可能性があったのでしょうか。  「ジェフはタチ専門だけど、俺は気持ち良ければ何でも大丈夫だし、基本気持ちいいことが何より好きだからね」  そんな告白されてもどう答えていいのかわかりません。ジェフは背中側から、上半身をしっかりとホールドしてきました。  脚は思いっきり左右に開かれて、抑えられています。  「俺さあ、ゴム嫌いなのよ。だ・か・ら、後で掻き出すからいいよねっ」  そんな可愛くお願いされていも、無理です。もともとお腹弱いんです。絶対に嫌です。  病気だってうつるんですよ、知ってますか?でも、きっとこの人には何を言って通じませんね。同じ言葉を話していない気がします。  「あの、下痢しちゃうんで、できれば……」  「大丈夫、すぐに掻き出すからね」  やっぱり日本語は通じないようです。    監督、僕の契約書ってどんな内容なのでしょうか、拒否権ってないのでしょうか。  まあ、今更聞くことではないですよね……。

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