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第132話※

「んんっ、あっ! 朔夜さん、がっつきすぎだよ.......」 「3日間も会えなかったんだから、仕方ないでしょ」 お風呂から出るとすぐに寝室に連れて行かれ、押し倒され今に至る。 お風呂に入っていた時からちょいちょい触られて、僕もヤる気なんだけど.......。 首筋をはむっと甘噛みされ、擽ったくて体を攀じる。チュッとキスしたと思えばきつく吸われ、赤い花が咲く。 体の至る所にキスマークを付けられていて、鏡を見る度に思い出してしまうからあまり宜しくない。 「足開いて。指入れるよ」 「ん、.......あ、んっ.......、きもちぃ」 「うん、律の中気持ち良さそうに俺の指離さない」 指を入れられただけなのに、すごく気持ち良くて朔夜さんの指を締め付けて離さない。 指だけでこんなに気持ちいいなんてすごい。 クチュ、と指を動かして中の気持ちいいところを擦られる。快感に悶える姿を見られるのは恥ずかしい。 「は、ぁ.......んっ、さくやさん.......」 「ん?」 「あんまり見ないで.......、恥ずかしいから.......」 うぅ.......と両手で顔を隠すと、クスクスと笑われている。笑い事じゃないのに.......。 指をもう一本増やされ、気持ちいいところを集中的に責められる。 ダメ、そんなしたらすぐ.......! 中だけでイッてしまい、ピュクッと白濁液が飛び出して腹を汚す。 「ふふ、可愛い顔。律は気持ちいいとシーツ掴むよね」 自分の顔を隠していたはずの手は、シーツを掴んでしまっている。気持ちいいと訳が分からなくなって、シーツを掴んでしまうらしい。 思い返すと、確かにそうかも.......? 朔夜さんは僕の癖が分かっていて、わざとイかせたんだ。 むぅっと頬を膨らますと、チュッとキスされた。 だんだん深いものに変わっていき、クチュクチュといやらしい音を立ててキスをする。 「さくやさん.......、もう中に欲しい.......。挿れて.......?」 「あー、可愛い!」 もう我慢できなくてお強請りすると、朔夜さんが「可愛い」と言いながら抱きしめてきた。 可愛い、のかな.......。自分ではよく分かんないけど。

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