「5分で感じる『初恋』BL」コンテスト
「5分で感じる『初恋』BL」コンテストに多数の作品をご応募頂き、誠にありがとうございました。
応募総数、309作品!
応募期間が1か月というとても短い期間だったのにもかかわらず、多くの作品が集まり、大変驚きました。
「初恋」という幅広いテーマだからこそ、著者自身の個性がいつも以上に詰め込まれており、
ハッピーエンドであれ、切ない結末であれ、「初恋」という人生に一度しかないはずの瞬間を追体験させてくれるような、そんな素敵な審査期間でした。
審査員一同、夢中になって読ませていただきました。
5,000字という超短編のお話を考える場合、構想をどう端的にまとめるか、短い文章で面白くするかが重要です。
短編小説でしかできない心情表現、短編小説だからこそできる言葉遊びなどに触れ、これからのBL小説の可能性をさらに深く感じることができました。
本コンテストでは、冒頭の数行で興味を惹かれる作品が多かったように感じます。
魅力的な作品が多くある中で、《幅広いBLファンに楽しんでいただける》ような作品を選出し、本企画の書籍に掲載させていただきます。
たくさんのご応募、誠にありがとうございました!
現在鋭利制作中ですので、本企画の刊行をお楽しみにお待ちいただけますと幸いです。
どうぞご期待ください。
一昨年の冬に私が夢の中で見たお話です。
「あのお話して」 「ほら、あのお話。はんりょ君のお話」 入眠前の娘と息子へ、読み聞かせ風な語り口調から始まります。 最後まで結末が予想できず、途中はハラハラとドキドキで、「この後どうなっちゃうの!?」と、まるで自分が子供になって入眠前に読み聞かせを聞かされているような感覚になりました。 独特ながら世界観もあり、時間を忘れて読みふけってしまうような作品でした!