梅雨だけど心は万年春なんだ。}🐰
こんにちは(*・∀・)ノうさぎのカメラです。
最近作品をお気に入りにしてくださる方がいらして本当に嬉しいです!!
どうも有難う御座います。・゜゜(ノД`)
……何でブログ沢山書いてるんだー?という感じですが、ごめんなさい!!
今回も俺の作品を紹介させていただこうと思います。
〈キミと『ウソつきで独占欲の塊で重苦しい男』。〉
https://fujossy.jp/books/397/stories/15884
実は今年の東京の桜(染井吉野)の開花宣言に合わせて書いた短編です。
春コミではこの再録に少々話をプラスして無料配布しました。
それが結構喜んでもらえて、4/1のイベントで再版したら、この為だけに来てくれた方がいらして凄い思い入れのある作品になりました。
実はこの作品の続きがあったりします。
同人誌『スプリング・ライヤー』から一部分抜粋してみようかと思います。
↓↓↓ 「ウソつきの本音。(書き下ろし)」↓↓↓
春休み、桜開花宣言があって……俺がだだっ広い雑木林の中のあの桜の下で叶を襲ってから、叶は『公園で桜が見たい』と言うようになった。
…多分叶はあの日の事を本気で忘れないつもりなんだろうと思う。
早く忘れてくれ……忘れてくれないと、俺はウソつきになっちゃうよ。
春だというのに最近真冬のように寒い日が続いていた。
今日は俺は茶の修行があったから実家にいた。
……何故か叶も一緒にいる。
「叶さんから頂いた甘酒とても美味しいわ」
「お口に合って良かったです!!小雪さんは甘いものが好きで良かった…ではないとこの甘酒は減らないですから」
だからって彼氏の母親とイチャイチャすることはないんじゃないかな?
「小雪さん、あまり甘いものばっかし飲んでたら太るんじゃないの?」
「俊さんは甘いものが足りなくてイライラしてしまうのではなくて?」
さすが俺の母親だけあって帰ってくる言葉は俺以上だった。
「あら、大変こんな時間。私は茶会がありますから席をたちますけど、叶さんくれぐれも俊さんには気を付けて帰ってくださいね」
小雪さんは最後の茶会に呼ばれて行った。
実の息子を送り狼みたいな発言する母親っているのかね?……別に誘われれば俺はいつでも狼にはなるけど。
「叶、そろそろ帰るよ」
「はい、コップ洗ってきます!!」
「いいよそんなの。叶は客なんだから」
俺は叶の腕手を握り、引っ張って歩き始めた。
「もう……杉原先輩は何時も強引です」
その強引なヤツをいつも振り回すキ叶にはピッタリな彼氏だと思うけど。
_____
「杉原先輩、帰りに公園に寄っていきませんか」
叶からまた今日も公園に誘われた。
「……あの雑木林の桜?」
「はい。なんというか……どうしても気になってしまって」
実はオレもあのけなげに咲いているような桜は気になっているが、叶は何故か執着しすぎているような気がする。
このところ寒い日が続いているので4月に入ってもこの桜は全く変わることなく咲いていた。
「……ふふっ…『美学』貫いていますね」
叶のこの言葉を聞いて分かった。
叶は『この桜をまだ俺と重ねて見ている』のだ。
『先輩のような桜です』
まさかホントに俺と重ねて見ているなんて……この『綺麗』な桜が可哀想に思えてしまった。
「…杉原先輩」
「なぁに?」
「私はやはりこの桜は先輩のような気がして、気になってしまうんです」
「……そ」
「………お願いがあるんです」
「なぁに?」
嫌な予感がした。
でも叶のお願いは聞いてあげたいから話だけは……。
「この桜が咲いている間だけ、先輩は『あのときの本音の杉原先輩』でいてくれませんか?」
こんな感じです。
気になってくださった方いらっしゃいませんか?
これはとある桜の花の名前の別名が、この作品の『晴れはの日も嫌いじゃない。』に合ってるなぁと思って書いたものです。
……この本表紙はトーンに手書き文字で成人指定です。
半分は再録なので単価ギリギリまで抑えて60P.¥400とかなり赤字覚悟です。
読んでもらえるだけで嬉しいんだよ。
………何で宣伝してるか、在庫が沢山あるからだよ(笑)
まだまだいっぱいあるの!!!!
通販もしてますので是非よろしくお願い致します。
また他の作品も読んでくださると嬉しいです!
最近ガ◯ガリ君ばかり食べているうさぎのカメラでした