2歳になりました

「その恋の向こう側」更新しました。
第697話 たゆたう空間 (6)
https://fujossy.jp/books/1557/stories/184749

 

読者様に教えていただいて知ったのですが、2016/12/27は「卒業-Graduation-」第一話公開日でした。
和涼シリーズ誕生から丸2年。やー、私もよく書いた。読者の方々もよく読んでいただいた(笑)
ありがとうございます。
あの時生まれた子がもう歩いてしゃべって歯も生えてるってことですよ。いやはや私も年を取るわけです。

 

本日のショートコント

 

2周年記念 「母たちは語る『2歳のわが子』トーク」

 

佐江子「涼矢が2歳の時? とにかくよく咳き込んでた。結局小児喘息だったんだけど、生まれてからずーっと何かしら病気してたから、母親失格の烙印押されたみたいに感じて落ち込んだなあ」

恵 「まあ、佐江子さんが落ち込むところなんて想像できない」

佐江子「その後開き直ってこんななっちゃったのよ。今は3歳児神話なんてクソ食らえと思ってるわ」

恵 「そうよね、うちは2人いるけど、同じように育てたつもりでも全然違うもの、結局は本人の持って生まれたもので大体決まってるのよね」

佐江子「そうそう。あとはどんな人に出会ったか、とかね。母親が毎日言い聞かせても聞かないくせに、尊敬する先輩がちょっと一言言ったらスコーンと納得するようなとこ、あるじゃない?」

恵 「あるあるある。それをドヤ顔で言われて、『だからお母さんが前からそう言ってるじゃない!!』って腹立つのよ!」

佐江子「あらー、恵さん、おっとりしてて怒ったりしないと思ってた」

恵 「とんでもない。怒ってばかりよ。和樹が2歳の頃はね、ちょうど上の子が小学校上がったところで、なんでも真似したがってたわね。でも当然同じようにはできないもんだから、癇癪起こして泣きわめいて、うるさかったわ。勝手に宏樹のランドセル背負おうとしてひっくり返ったり」

佐江子「可愛いじゃない」

恵 「目を離すとすぐどっか行っちゃう子で、宏樹が学校行くようになったら2人見なくて済むから楽になるかと思ったら逆なの。宏樹がいたら兄弟で遊んでてくれるのが、私が100%相手しなくちゃならないじゃない? 一日中、魔の2歳児の相手だもの、ほんと疲れたわ」

佐江子「偉いなぁ、ちゃんとお母さんしてて。私なんか早々に母親業向いてないって思って外注よぉ、涼矢の体調が安定したらすぐ保育園入れて職場復帰して、学校上がってからは通いの家政婦さん任せ」

恵 「まっ、どんな風に育てたって、なるようにしかならないわよね」

佐江子「そうよそうよ」

 

そんな風に「なるようになった」2人のお話、今後ともよろしくお願いします。

 


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「Blue Lotus」スピンオフ「Scarlet Lotus」
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