晩御飯勇者本編シリアス地獄に発狂した作者のメタ会話文
▽シリアスに瀕死の読者様はよかったらこちらご覧になって共に発狂しましょう
※「本日のディナーは勇者さんです。おかわり。」四皿目のシリアスに只管リューオとユリスがツッコミを入れる本編とは無関係極まりないメタ実況会話文
※コメディ脳の作者が35ページ(4万文字)ものシリアスに禁断症状を発症しただけです
おそらく本編シリアス終わったら消しますのでお許しください
見なくていいタイプのやつです
【本編とは一切関係ない実況解説】
「はい、という訳で始まりました。第十八回〝好きすぎるのはわかったからとっとと朝チュンしろよリア充共が〟のコーナーです。司会は私、ヤンキー勇者リューオと、」
「解説のユリスです。キャスト変えてください」
「却下です」
「馬鹿じゃないの?なんでこの人選なわけ!?」
「資料によると〝即断即決脳筋コンビ〟だそうです。ってアァッ!?誰が脳筋だコラッ!考えたの誰だよ!」
「天の声だね。ここ魔界なのに。あと脳筋なのコイツだけだからねッ!?僕はか弱いインテリ美少年!」
「かぁわい〜!」
「絞め殺すよ?」
「ツンが強ェ」
「第十八回って何?これそんなやってるの?」
「天の声の脳内でやってたみたいだぜ」
「気持ち悪い」
━━リシャール初バトル後添い寝シーン
「おっと?やけにあっさり消えていきました絵画王子。幽霊最強説の浮上が否めない回でしたねェ。いかな魔王とは言え霊体は専門外。これは次回の勇者VS魔王はついに私の勝ち星でしょうか」
「そうですね、万に一つそれを狙うならまずリューオさんが死んで霊体になる所からですね。よかったらいいバーサーカー紹介しますよ」
「司会への当たりが強い解説者。そして本編ではシャルさんすかさず不安をカバーッ!これには嫉妬深い魔王も大人しく添い寝するしかありません。旦那力の勝利です」
「のほほんネズミそこかわれ、と言わざるを得ないスマートな勝利です。しかし絵画王子のうえた不安の種はネズミにも育っている様子。これはだめですね、あの馬鹿は一度沼にハマるとなかなか浮上してきません」
「普段なにかと相談を受けているユリスさんの言葉は重いですねェ。心情描写でも弱気なところが滲んでいます。そして魔王の方もなにやら絵画王子の本体に目星をつけているようですね。シャルを抱いて寝る大役があるので、明朝にでも即葬り去る気です。これは痛い!ツンデレからのヤンデレの気配が濃厚です!」
「相当気に食わないみたいですね。人間的に言うともし仲のいい人だったら葬られると困るんですが、魔族なので。即バトルですし、奪われる前に殺しますね」
「おっとぉ?これは魔族的に合法みたいです。強いものが勝つ。気に食わなければ例えお触りでも極刑アリッ!魔界ルールはおそろしいです」
「常識ですから。欲しいものはバトって奪う」
「弱肉強食の世界です。それでは次いきましょう」
━━すれ違いながらも手を繋いで歩く廊下シーン
「やってしまいましたねェ」
「やってしまいました」
「庇いたてるのはまだしも、抱き合ってキス…これは完全にアウトです。全国の恋人持ちのみなさんも満場一致で相手を地獄に落とすでしょう」
「まぁ魔族寝取りオッケーなんですけどね。ようは恋も戦争なので。勝てばいいので」
「なんと、女豹だらけの魔族は寝取りオッケーだったァッ!」
「しかし、今回のケースは恋愛関係だけでなく結婚してるから駄目です。なぜならホイホイと乗り換えできない関係なので、馬鹿ネズミの完責で裁判なら負けです」
「やはり不倫はいけなかった魔界ッ!どの世界でも不倫はよくないみたいですね」
「性欲を抑えられなければ離婚してからすれば無罪です」
「あっさりィ…」
「しかしそんな大罪を見てしまった魔王様は、やはり疑念を抱いているご様子。キスを拒んでいますね。怒りと憎しみと悲しみと色々押さえ込むのにいっぱいで、ネズミの異常に気が付かず懐疑的になっています。これはキスが大きかったです。絵画の隠蔽も疑心暗鬼の決め手でしたね」
「なるほど…対して見られていたことを知らないシャルさん、キスを拒否されてポヤポヤ前向キングな彼もかなり落ち込んでいます。殆ど元気がないですねェ…ちょっと絵画殺しましょうか」
「気持ちはわかるけどこれ録画だからもう意味ないよ。気持ちはわかるけど」
「あのクソ平和馬鹿のシャルになんちゅー重たい枷つけてんだまた泣きだしたら見てらんねぇぞ何考えてんだよ天の声よォ」
「ほんとにね!?魔王様はネズミの言葉は全部本気で受け止めるのにズタズタ切り裂かせたら、死んじゃうでしょッ!不敬ッ!まず王様のモノ奪うなんてありえないからッ!」
「ユリスさん内心相当お怒りだったようですが天の声さん曰く〝メンタルの強い子達をできる限り追い詰めたい〟らしいです」
「殺す」
「オーケー」
━━理由を言えない事に怒鳴り合いリシャールと決着するまでのシーン
「(聖剣を構える)」
「(魔導具を装備する)」
「シャルさん、魔王の涙に罪悪感でかなり限界きましたねェ。知らず知らずに魔王ならわかってくれると頼ってしまったことを責め立てています。それでも離れることはできないみたいです」
「完全に戦意喪失ですね。言葉がすげ変わるのにキスの弁明を叫んでいる時点で冷静ではありません。どうしてわかってくれないんだと思って、泣かせてしまったことで最早自分が消えればぐらいの勢いです」
「ふむふむ。対して何も知らない魔王も、殺意を堪えて暴れるのを我慢するとまで言ったのに隠蔽を教えてもらえずキスの言い訳に愛しているから信じてくれとまで言われ、限界ギリギリですねェ。しかしそれでも許してしまいましたッ!いやぁ、愛が深いッ!」
「と言うよりいなくなられるのが怖いんですね、これは。これでは完全に浮気男にいいように弄ばれる可哀想な女です。愛されていない気配を感じつつも、はっきり言われていないからと目をそらしている典型です」
「なるほど、ヒモ男にキープされるメンヘラ女って感じですね。現代に生まれてなくてよかったです魔王。アッ!そして現れる絵画王子ッ!怒り狂う魔王ッ!んん〜?シャルさんの様子がおかしいです」
「これは…だめですね。心理描写から見てついに心まで操られてしまったようです。そしてここぞとばかりに魔王様を追い詰めようと明かされる真実。この幽霊は相当性格が悪いですね」
「私の嫌いなタイプです。ふむ…理由は完全に僻みですね。そして、どうやら制約の力で絵画王子を闇に落とすとシャルさんも死んでしまうようですッ!ロミジュリ的なッ!?非道です!」
「後追い自殺ではなく本当に死ぬようですね。たしかに体を操れるので心臓を止めるぐらい容易いでしょう。んんッ!?あぁん魔王様はそれでもそんなクズに頼み込んでまでネズミを取り返そうなんてッ!おいたわしい〜ッ!あの落書き何なのッ!?嫌がらせの天使が描いたに決まってんじゃん!なにが愛なわけ!?」
「解説のユリスさん攻撃系の魔導具を映像に向けるのはやめてください。ん〜しかし絵画王子、わざわざ当てつける為にシャルさんに手に取らせ魔王の前でこれみよがしに愛していると言わせているようで…、あぁ?泣かせてんじゃねェよ?あぁ…もォーーーーーほらァーーッ!あいつの泣き方痛えんだよッ!笑いながら泣いてんじゃねぇか!泣くなとか打たれてるしッ!マジふざけんなよ…?」
「バカ犬、ステイ。司会のアホ勇者さんは唯一の同郷で同じ境遇のネズミに泣かれたのがトラウマみたいですね。」
「ハッ!うおおお、ここで愛するシャルさんを泣かされた魔王が魔力の暴走を膨れ上がらせ、衝撃波で部屋を破壊していますッ!シャルさんも、譲れない奥底の心を返せと自分の中で抗い続けているようです!よっしゃあッ!ついに壁を破壊した魔王ッ!心の抵抗で愛が薄れゆらぐ絵画王子ッ!たった一言こぼせた絵画の隠し場所ッ!しかし体はすぐに守りに走るッ!」
「一瞬のスキです!たまたま魔王様の魔力暴走の亀裂が隠し場所の扉にかかったことで、庇うように絵画から指示が飛びました!それを渾身の抵抗で伝えるネズミッ!そのタイミングで絵画王子がゆらいで一瞬目を離した奇跡!」
「絵画の隠されたのは洗面所のバスタオルの山!昨夜の幸せな戯れの場所に託したのはシャルさんの祈りかッ!?走るシャルさんッ!それを追いながら魔力が暴走しているにもかかわらず闇の魔法を放つ魔王ッ!最終形態を解いたとはいえ魔王の瞬発力と元勇者の瞬発力、この間たったの数秒の出来事ッ!」
「当然出遅れても魔王様のほうが早いです!魔法はバスタオルを切り裂き、その中の絵画を正確に襲う!絵画が砕け、シャルさんの制約は解かれました!っ、が…!」
「ま、魔王の魔法がコンマの差で飛びこんだシャルさんの体を、細切れに…ッ!」
「どう考えても致命傷…!暫くで死んでしまう出血…!」
「…しかし、愛している気持ちという、シャルさんの宝物が戻ってきて…彼は幸せそうです」
「この先の魔王様の心が壊れている姿はまだ本編未登場なのでカット」
━━そして夢を見て目が覚めて語り合うまでのシーン
「これは子犬に対して残酷な夢ですねェ」
「はい。こちらは子犬は魔王様、ピエロと藁人形はネズミとして表現してますね」
「解説のユリスさん、私気になるんですが…」
「なんでしょう」
「なぜシリアスに突然マイペース空軍長の叱咤激励が?」
「これはまあ本編未投稿ですがそのうち明かすので先に言いますと、ガド長官は目が覚める直前まで部屋にいたんです」
「あぁ!あのバタン?」
「そうです。そしてネズミの夢の中のセリフは寝言として毎日魘されていたわけですね。それに返事を返したわけです。不眠不休で見守っていた魔王様が寝落ちして、ブランケットをかけてあげたのも彼です」
「なるほど〜」
「天の声の裏ネタですが、彼がいるとシリアスブレイクしてくれるので本当は寝起きに彼が横にいたんです。そして失意に倒れた魔王様を目覚めたネズミが訪ねる展開で5000文字書いたらしいですが、しっくりこなくて消したみたいです」
「天の声はなんで気に食わなければいつも展開ごと全消しするんだよ?馬鹿なのか?更新ギリギリなくせに」
「知らないよ。でも絵画王子を愛してるってネズミが言ったシーンも、本当は魔王様がキレてネズミを殺しにかかるヤンデレ展開で5000文字ぐらい書いたらしいけど、やっぱりしっくりこなくて消したんだってさ」
「それは5000文字かかねぇと過ちに気づかねぇのかよ、クソだな」
「はぁ?わかりきったことでしょ」
「確かに。んんっ、で、一週間起きなかった重体のシャルさん。ようやく起きたみたいですが、一週間ずっとつきっきりでかなり憔悴した魔王を見つけて自己嫌悪に浸ってますねェ」
「まぁ自己嫌悪には、魔王様を泣かせたあたりから浸ってたので、熟成されてこじらせてますね」
「しかし天の声的にここらでお腹いっぱい!読者様的にもそろそろシリアスお腹いっぱい!眠る魔王の膝にコソコソ泣きながら懺悔中です。そしてやはり泣き声は静かなシャルさん。いたたまれません」
「ウジウジしてますね、僕としては最大の悪が解決した以上思い悩むのはアホです。面倒くさいです。悪いのは絵画王子!全てヤツのせいです。わざわざガド長官が寝言に返事してまで悪くないよと慰めたにもかかわらずこの展開」
「それは私のほうが詳しいですが、シャルさんは魔王のことに関しては相当ネガティブです。特に魔王が不幸になるのではと思う系は凄まじくネガティブです。これについては明確なシステムがあります」
「というと?」
「なによりも自分の望みを優先する魔王と違い、シャルさんはまず他人の為になる選択肢を選びます。この場合足手まといにならないように魔王と離れる、という思考ですね」
「魔族的に理解不能です」
「私個人的にもアホだと思います」
「アンタは思考魔族よりなんだよ。自覚ないけど」
「そうかァ?」
「(んー人間にしては殺伐としてるんだよね…)」
「まぁとにかく、そんな馬鹿なシャルさんは魔王以外なら悩みつつも離れるわけです。彼は迷惑かけるの嫌がるので」
「なるほど、相反してなにがなんでも離れたくないと思ってるんですね」
「そういうことです。そしてそれを悪いことだと思ってます。シャルさんを思って耐え続けていた魔王を見ていて、その気持ちが自分勝手なものだと思ってますね。なのでウジウジしてます」
「面倒くさいです」
「面倒くさいですとも」
「それを途中から狸寝入りで聞いた魔王様ですが、真相をようやく全部知った事も相まって同じく自己嫌悪スイッチが入ったみたいです」
「それはそうでしょう。魔王はシャルさんとは比べ物にならないぐらいエゲツない独占欲を抱えてますから。しつこさでいうと埃と油汚れです。頑固の度合いが桁外れ。それを綺麗だと言われてしまって罪悪感を抑えきれないようです」
「そうですね。そして切り刻んでしまったこともあって、過去最大落ち込んでいます。ついに怯えられたらショックだからと隠していた自分の過激な部分をあけすけに語りだしてます。閉じ込めたいとか殺したいとか言ってますね」
「泣くほど嫌われたくないのにぶちまけるくらいには今回のことは辛かったんでしょうねェ…」
「僕としてはあの底抜けの甘い男が執着を自覚して〝恋は綺麗なだけじゃない〟って知っただけでも良かったんじゃないかと思いますけど。初めて憎悪を抱いていたのも成長なのでは?」
「それは大収穫ですね。私はシャルさんを真っ直ぐすぎてある種狂ってると思うので。あんなに誰でもなんでも許して、何されても怒らなければ、誰にも頼らず死にますよ。魔王だって独占欲と嫉妬深いのを抑えて、シャルさんの愛は変わらないと広い心で自覚してもっと余裕シャクシャクしてればいいわけです」
「それがわかったわけなので、今回は二人とも成長できた回だったと思いますね」
「うんうん」
「で、今回のコーナータイトルに戻るんですよ」
「はい。なにがってこれでまだ終わってないんで。終わればいいのに丸く収めるのに天の声が力尽きてるので」
「だからもう朝チュンでいいでしょ?」
「一週間寝てた重症患者とそれに付き添ってテコでも動かなかった心身消耗魔王に寝起きハッスル無理だからな?」
「だからシリアスに胸焼けして僕らでコメディ脳を癒やしてる、と。自業自得じゃん」
「そも、まとめるの下手くそなんだよなァ〜」
「こんな小ネタ書いてないでさっさと本編書くべきでしょ、脳みそ入ってないよ絶対。計画性ゼロなんだよ」
「許してやれ、死にかけだぜ。今から書くってよ。そしてこの小ネタ会話文は本編無関係で向こうの時間は止まってるし俺らの記憶も吹き飛ぶ安心安全システムだかんな」
「ようするになかったことになるんでしょ、わかってるよ」
「…なかったことに…?」
「なにさ」
「ひらめいた」
「通報した」
結
すみませんもうシリアス気力なかったんでふざけました何も考えずにだばーっと書いた会話文です(土下座)
同じくシリアスに疲弊した読者様の息抜きになればと思います、本編うまくシリアス抜けたら消しておきます(汗)
消さんでいいよ〜ってなったら置いときます
追記:いいよーってお許しをありがたくも頂いたので勢いで書いたものですがこのままにしておきます、寛大な読者様たちに木樫はいつものびのびと書かせていただいています( *´꒳`*)੭⁾⁾
本当申し訳ない…!
こんなくだらないブログまで最後まで読んでいただきありがとう御座いました!