完結済「晩ご飯勇者」加筆是非の苦悩な独り言
完結済みの作品に差し込むのはいかがなものか、と以前から実の所悩んでいる。
と言うのも、私は毎日数ページ更新を心がけてきた。
理由はページ数が増えただけ多くの文字を見ていただけるという下卑た理由もあるが、もう一つは作者であり、読者であるので、好きな小説は更新が待ちきれないのだ。
展開が佳境に入っていると特に待ちわびる。
待ちわびるというのは、その人の時間を貰うということだと思っている。
まだか、いまか、もうすぐか、と、気になってしまう思考回路を縛り付けている事になる。
そして作者としては、この先の展開なんてものは頭の中にあるわけで。
文字にできてないだけでいくらでもオチまで脳みそに書いてあるんだ。
それを早く見せたくて、執筆を急いでしまった。
毎日数ページ更新のプライドもあった。
「本日のディナーは勇者さんです。」の三章以降はそれが顕著に出てしまい、もうどうしたって読んでいると気持ちが入ってこない雑なテンポになってしまった。
あとがきに書いたとおり予定と違う展開だったから、というのもあるが、シリアスに置いて最重要事項である〝丁寧な心理描写〟をまるまる一人分忘れてしまったんだ。
それによって終章までがアップテンポの薄い文章になってしまい、誤字脱字の査読をした時に、作者本人と言う厳しい目で見ると「あれだけ過去を引っ張った割に一気に情報を流しすぎだ。なかなかめげない男を潰す為のワザととは言え、その後のケアが雑。三章から終章の継ぎ目もまるっきり別の布地なのがまるわかり」なわけで。
言い足りないも、言い足りない。
まだまだ稚拙な粗がでている。
三章以降話が早急でクオリティ低下しているのがヒシヒシ伝わってくる。
で、だ。
そんなことは完結数日後にはわかったことだ。
冷静にながめれば拙作にも程がある。
それを今更なにやら言い始めたのは、ありがたくも未だにランキングに入れていただいて、嬉しすぎて踊る反面、わかっていながらも今更入れられないと諦めたのが恥ずかしすぎて申し訳なくて、モヤモヤが耐えられないから、
です…、ごめんなさい…。
16万文字以上の小説を一から見直して、その後のおかわり。とも相違ないように矛盾を起こさず、ページを足すというのは…かなり難しい。
というより時間がかかる。
そして完結済みの小説を変えるのは、よろしくない気がする。
長くなったが、そんなわけでここのところ気持ちと現実の間に揺れているのだ。
全力を尽していつだって小説を書いているが、あとで「もう少しがんばれたな…」と気がつくともう駄目だ。しょげてしまう。
足したい話とは
・三章でのシャルとリューオが転移してから、アゼルが追いかけるまでの、衝撃の事実の動揺を抑えてのそれでもそばにいて欲しいと思った心の話
・三章ラスト、和解したあとの夜の話アゼル視点
・そして朝三人で魔王城に帰る時にリューオとわちゃわちゃして、アゼルの人見知りが若干解れた話(終章で突然ズケズケ話すようになっている理由)
・上記に比べるとどうでもいいが、一章の桃を小型クドラキオン状態でお届けしたときのアゼル視点のページがシャル視点より一場面分少ないので、なんとなく足したい
といったラインナップ。
これら、本当に時間がかかる。
書くのもさることながら、1ページ1ページのタイトルの第〇〇話の数字を全部ずらして書き換えるのが…ッ!(床ドン)
もう、第〇〇.〇話とかで追加ページってわかるようにしようか。
いや、そもそも追加ページが蛇足なのでは?
感想は人それぞれ、今の状態がベストとしてくださってる方もいるかもしれん。
最悪もし書いてもブログにのせておく羽目になりそうだ。
最近スランプ再来なので、無理はせずおかわり。の更新を頑張ろう。
長い愚痴を聞いてくださった方、申し訳ない。
考察モードのお硬い文章で面白みもなく。